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米国株、SKハイニックスの大型上場を好感し上昇 決算シーズンに期待高まる

10日の米国株式市場は主要3指数がそろって上昇して取引を終えた。韓国の半導体大手SKハイニックスがナスダック市場で好調なデビューを飾ったことが人工知能(AI)関連銘柄への楽観論を再燃させたほか、来週から本格化する第2四半期決算シーズンへの期待も相場を支えた。
SKハイニックスの大型上場が追い風に
AIブームの追い風を受ける韓国の半導体大手SKハイニックスは、米国預託証券(ADR)の販売により260億ドル以上を調達し、ナスダック市場に上場した。公開価格149ドルに対し、初日の終値は13%高の170ドルとなり、大型上場は成功裏に終わった。
この成功は、最近では過熱感や利益確定の動きからボラティリティが高まっていた半導体セクターにとって追い風となった。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)も小幅ながら3日続伸した。
市場の焦点は決算シーズンへ
市場の関心は、来週から本格的に始まる第2四半期の決算発表に移っている。大手銀行の決算を皮切りに、主要企業の業績が相次いで開示される。
LSEG I/B/E/Sのデータによると、アナリストはS&P 500構成企業の利益が前年同期比で24%急増すると予想しており、特にテクノロジー企業が全体の成長を牽引するとみられている。
AdU.S.バンク・ウェルス・マネジメントのチーフ株式ストラテジスト、テリー・サンドベン氏は「誤差の許容範囲が狭い、ハードルの高い四半期だ」と指摘。「銀行決算は、経済の根本的な強さや、消費者と企業の動向を知る上で良い判断材料となるだろう」と述べた。
主要指数と個別銘柄の動向
10日の取引で、S&P 500種株価指数は0.42%高の7,575.39ポイント、ナスダック総合指数は0.29%高の26,281.61ポイントで終了。ダウ工業株30種平均は0.29%高の52,637.01ドルだった。S&P 500は6月2日につけた終値ベースの過去最高値まであとわずかに迫っている。
週間では、S&P 500が1.2%、ナスダックが1.7%それぞれ上昇した一方、ダウは0.5%下落した。
個別銘柄では、メタ・プラットフォームズが6%近く上昇し4月以来の高値を付けた。一方でモデルナは11%近く急落し、1年以上ぶりの大幅な下げとなった。デルタ航空は、第3四半期の利益見通しが予想を上回ったにもかかわらず、1.8%下落した。
来週は6月のインフレ関連指標の発表や、連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言も予定されており、金融政策の方向性を探る上で注目される。