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米PPIの伸び鈍化を受けS&P500が最高値更新、利上げ観測は後退

米国の7月の卸売物価指数(PPI)が市場予想を下回る伸びに留まったことを受け、連邦準備制度理事会(FRB)による9月の利上げ懸念が後退した。この流れを受け、13日の米国株式市場ではS&P500種株価指数が過去最高値を更新し、時間外取引の株価先物は横ばいで推移している。
卸売物価の伸び鈍化で利上げ観測後退
発表された7月のPPIは前月比で横ばいとなり、6月の改定値(0.1%減)に続きインフレ圧力の緩和を示した。前年同月比では4.7%の上昇となり、6月の5.5%上昇から大幅に減速した。
このデータは、前日に発表された落ち着いた内容の消費者物価指数(CPI)と合わせ、FRBが性急な追加利上げに動く必要性が低下したとの見方を市場に広げた。CME FedWatchツールによると、市場が織り込む9月の金利据え置きの確率は65%となっている。
S&P500は最高値更新、ハイテク株が主導
インフレ懸念の後退は特に金利に敏感なハイテク株の追い風となった。13日の通常取引で主要3指数はそろって上昇した。
Ad- S&P 500種株価指数: 0.7%上昇し、7,798.99ポイントで取引を終え、終値ベースの最高値を更新した。
- ナスダック総合指数: 0.8%上昇した。
- ダウ工業株30種平均: 0.1%上昇した。
個別銘柄では、半導体メモリーメーカーのサンディスクが好調な長期見通しを示したことで株価が14%近く急騰。同業のマイクロンテクノロジーも4.2%上昇した。その他、マイクロソフトが約1%、メタ・プラットフォームズが2.8%それぞれ値を上げた。
今後の注目点とリスク要因
投資家の次の注目は、金曜日に発表される小売売上高やミシガン大学消費者信頼感指数に移る。これらの指標は、FRBの金融政策判断で重要な要素となる個人消費の強さを見極める上で重要な手がかりとなる。
一方、原油価格の動向は依然としてリスク要因として意識されている。ブレント原油先物は13日に2%下落し1バレル87.07ドルとなったものの、中東の地政学的緊張を背景に高止まりしている。エネルギー価格の上昇はインフレ期待を再び押し上げ、FRBの政策運営を複雑化させる可能性がある。