Story
南ア・ランド軟調、8月製造業PMIが4カ月連続で低下

Text size
Background
南アフリカ・ランドは、8月の製造業部門の景況感が悪化したことを示す経済指標を受け、対米ドルで下落した。グリニッジ標準時12時59分時点で、ランドは1ドル=16.1375ランドと、前日終値から約0.2%下落した。
製造業の景況感、4カ月連続で悪化
アブサ銀行(Absa)が発表した季節調整済みの購買担当者景気指数(PMI)は、8月に45.8となり、7月の46.8から低下した。これで4カ月連続の低下となり、製造業の活動が縮小していることを示唆している。
PMIは50を景況感の拡大と縮小の分かれ目としており、これを下回る数値は同部門の活動が縮小していることを意味する。今回の結果は、南アフリカ経済の主要部門の一つである製造業が、依然として厳しい状況にあることを投資家に印象付けた。
経済減速の兆候と市場の反応
Ad南アフリカ経済の減速懸念を裏付ける他のデータも発表されている。南アフリカ自動車産業協会(NAAMSA)によると、8月の新車販売台数は前年同月比で11.4%増加したが、7月の11.9%増からは伸びが鈍化した。
こうした経済指標を受け、金融市場ではリスク回避の動きが広がった。ヨハネスブルグ証券取引所の主要株価指数であるTop-40指数は、同日の取引で0.8%下落した。
ドル高もランドの重しに
外部要因としては、米ドルが主要通貨バスケットに対して上昇したことも、ランド相場の重しとなった。市場では、米・イラン間の緊張が再び高まっていることを背景に、インフレ懸念が浮上しており、安全資産とされるドルに資金が向かいやすくなっている。