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南アフリカ・ランド、米FOMCを前に横ばい 金価格下落が重し

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28日の外国為替市場で南アフリカ・ランドは、米連邦準備制度理事会(FRB)の政策決定を水曜日に控え、小動きとなった。ドル高と金価格の下落がランドの重しとなっている。
グリニッジ標準時14時12分(日本時間23時12分)時点で、ランドは1ドル=16.7475ランドで取引され、前日終値からほぼ変わらず。一方、ドルは対主要通貨で4週間ぶりの高値圏で堅調に推移した。
FOMCへの警戒感と国内要因
市場の最大の注目は、水曜日に結果が公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)に集まっている。投資家は、FRBが今週利上げに踏み切る可能性を織り込み始めている。
- LSEGのデータによると、市場が織り込む今週の25ベーシスポイントの利上げ確率は、1週間前の約20%から約40%に上昇した。
- 9月までの利上げ確率は約95%と、ほぼ確実視されている。
- 南アフリカの主要輸出品である金価格は1.1%下落し、ランドへの下押し圧力となった。
AdTreasuryONEの通貨ストラテジスト、アンドレ・シリアーズ氏は、「南アフリカ準備銀行(SARB)が先週利上げを見送ったことへの市場の失望感、金価格の下落、そしてドル高が依然としてランドへの圧力となっている」と指摘した。
南ア中銀の据え置きと景況感
先週、南アフリカ準備銀行は市場やエコノミストの予想に反して政策金利を据え置いた。同行は、現在の金融引き締め策は2年以内にインフレ率を目標に戻すのに十分であるとの見解を示している。
また、28日に発表された5月の南アフリカ景気先行指数は前月比で0.3%低下しており、同国経済の先行きに対する懸念も浮上している。