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南ア・ランド、中東情勢緊迫化で1週間ぶり安値

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南アフリカ・ランドは8日、対米ドルで約1週間ぶりの安値水準まで下落した。米国とイラン間の地政学的緊張が急速に高まったことを受け、投資家のリスク選好が後退し、新興国通貨が幅広く売られた。
為替市場の動向
協定世界時(GMT)12時26分時点で、ランドは1ドル=16.3850ランドで取引され、前日終値から約0.5%下落した。この下落は、他の主要な新興国通貨と同様の動きだった。
リスク回避の流れが強まる中、安全資産とされる米ドルは主要通貨バスケットに対してほぼ横ばいで推移。一方で、中東の供給懸念から原油価格は5%以上急騰し、2週間ぶりの高値を付けた。
背景:米・イランの対立激化
Ad今回の市場の動揺は、トランプ米大統領がイランとの暫定的な和平合意は「終わった」と発言したことが引き金となった。これに先立ち、米国がホルムズ海峡でのタンカー攻撃への報復としてイランに軍事攻撃を実施したことに対し、イラン革命防衛隊はバーレーンとクウェートの米軍拠点を標的にしたと発表していた。
ランドは、世界経済の動向や投資家心理に敏感に反応するリスク通貨として知られている。そのため、世界的な緊張が高まる局面では売り圧力にさらされやすい特徴がある。
今後の見通し
市場関係者は、ランドの短期的な方向性について、中東情勢のさらなる展開と、同日遅くに公表が予定されている米連邦準備制度理事会(FRB)の議事要旨に左右されるとみている。議事要旨の内容が米国の金融政策の先行きに関する新たな手がかりとなるか注目される。