Story
ソプラ・ステリア株が急騰、好決算と通期見通しの上方修正を好感

Summary
フランスのITサービス大手ソプラ・ステリアの株価が29日の取引で急騰した。市場予想を上回る上半期決算と、通期のオーガニック成長率見通しの上方修正が投資家に好感された。
フランスのITサービス大手ソプラ・ステリア(Sopra Steria)の株価が29日の取引で13%近く急騰し、194.5ユーロに達した。同社が取引開始前に発表した2026年上半期決算が好調だったことに加え、通期の業績見通しを引き上げたことが買い材料となった。
好決算と通期見通しの上方修正
同社が発表した2026年上半期の業績は、好調な内容となった。主な財務指標は以下の通り。
- 売上高: 29億5,890万ユーロ(報告ベースで前年同期比4.1%増)
- オーガニック成長率: 3.0%増
- 事業活動営業利益率: 9.6%(前年同期の9.2%から改善)
- 親会社株主に帰属する純利益: 1億4,630万ユーロ(同3.0%増)
この力強い成長は、コンサルティング、防衛・セキュリティ・宇宙、人事・不動産ソフトウェア部門が牽引した。これを受け、同社は2026年通期のオーガニック成長率見通しを、従来の「1.0~2.0%」から「2.0~2.5%」へと上方修正した。通期の営業利益率目標は「少なくとも9.5%」で据え置いている。
成長の加速と市場の反応
Ad特に注目されるのは、成長の加速だ。第2四半期のオーガニック成長率は5.3%に達し、第1四半期の4.4%から伸びが加速した。この勢いが、投資家の信頼感を一層強固なものにした。
好決算とガイダンスの引き上げが複合的な好材料となり、同社株は一時、52週高値となる202.2ユーロまで上昇した。これは、同社の成長見通しに対する市場の評価が決定的に見直されたことを示している。
背景と今後の見通し
今回の株価急騰以前から、アナリストのコンセンサスは「強力な買い」となっており、4,000万ユーロ規模の自社株買いプログラムも発表されていた。また、同業のキャップジェミニ(Capgemini)の株価も堅調に推移しており、欧州のITサービスセクター全体への投資家の関心が高まっていたことがうかがえる。
堅調な四半期決算、ガイダンスの上方修正、利益率の改善という好材料が揃ったことで、ソプラ・ステリアのファンダメンタルズに対するポジティブな見方が市場で確固たるものとなった。