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ソイテック株が急騰、AI向け事業の好調で通期見通しを上方修正

Summary
仏半導体素材メーカーのソイテックは、AIデータセンター向け事業が牽引し、予想を大幅に上回る第1四半期決算を発表。同事業の通期見通しを上方修正したことを受け、株価が20%以上急騰した。
フランスの半導体素材メーカー、ソイテック(Soitec)の株価が22日、21.3% 急騰し116.45ユーロに達した。同社がAI(人工知能)インフラ向け事業の好調を背景に、2026年度第1四半期決算を予定より1週間早く発表し、通期見通しを上方修正したことが市場の強い買い材料となった。
予想を上回る第1四半期決算
ソイテックが発表した2026年度第1四半期(4-6月期)の売上高は1億1300万ユーロに達した。これは恒常為替レートおよび事業範囲ベースで前年同期比23%増となり、同社自身が示していた約15%増という目標を大幅に上回る結果となった。
同社は当初、決算発表を7月28日に予定していたが、これを7月22日の夕方に前倒しした。理由として、後述するフォトニクスSOI事業の「見通しが大幅に改善した」ことを挙げており、この自信に満ちた発表スケジュール自体が投資家に好感された。
AIインフラ需要が成長を牽引
今回の好決算を牽引したのは、フォトニクスSOI(Silicon-On-Insulator)事業だ。同事業はAIデータセンターで利用される超高速光トランシーバー向けの製品を供給しており、第1四半期の売上高は前年同期比で2倍以上に増加した。
Adこの力強い成長を受け、ソイテックはフォトニクスSOI事業の通期売上高見通しを上方修正。前年度に1億ドル強だった同事業の売上高が、今年度はその2倍以上になるとの見通しを示した。この大幅な引き上げが、市場の強気な見方を決定づけた。
市場への影響と背景
今回の株価急騰は、複数の好材料が重なった結果と言える。
- 決算の早期発表: 事業への自信の表れと受け止められた。
- 大幅な増収: 会社目標を大きく超える23%の成長を達成。
- AI関連事業の急成長: フォトニクスSOI事業の売上高が倍増。
- 通期見通しの上方修正: 持続的な成長への期待を高めた。
同業の仏STマイクロエレクトロニクスも同日にデータセンター関連の売上目標を引き上げており、半導体セクター全体でAIインフラ需要の力強さが再確認された形だ。ソイテックの株価は、52週高値の200.50ユーロからは依然として低い水準にあるものの、長期的な下落基調からの回復期待を強める明確なファンダメンタルズの改善が示された。