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SKハイニックス株が急伸、インテルとの米国生産協議報道や労使合意を好感

韓国の半導体大手SKハイニックスの株価が木曜午前の取引で4.6%上昇し、182.94ドルに達した。前日に浮上した2つの重要な好材料が、引き続き買いを誘う展開となっている。
インテルとの米国生産協議が浮上
株価上昇の主な要因は、SKハイニックスがインテルと米国で初めてメモリーチップを生産するための予備的な協議に入ったとの報道だ。AI(人工知能)向け半導体の需要急増による深刻なメモリー不足の中、供給を確保したい大手クラウド企業も巻き込んだ動きとなる可能性がある。
報道によると、選択肢にはインテルのオハイオ州にある建設が遅れている製造拠点を一部リースする方法や、インテルおよびクラウド各社との合弁事業を設立する方法などが含まれているという。この提携が実現すれば、同社の生産能力と供給網に大きな影響を与える可能性がある。
労使紛争の解決も追い風に
もう一つの好材料は、SKハイニックスの労使紛争が解決したことだ。労働組合員の約57%が、修正された2026年の賃金および団体交渉協約の承認に投票した。これにより、生産継続性に対する懸念が払拭され、短期的な経営の安定性への信頼感が高まった。
Ad合意内容には、利益分配ボーナスを現金50%、自社株50%の均等比率で支給することが盛り込まれている。これは、当初提案されていた現金40%、自社株60%の比率から組合員にとって有利な条件改善となった。
市場環境と今後の見通し
ナスダック総合指数が1.5%、S&P500が1.0%上昇するなど、市場全体のリスクオンムードも半導体関連株への追い風となっている。SKハイニックスは、AIアクセラレーターに不可欠なHBM(広帯域メモリー)の世界的な主要サプライヤーであり、AIインフラへの投資拡大が続くなかで市場の注目を集めている。
インテルとの提携観測、労使問題の解決、そして良好な市場環境という3つの要因が重なり、同社の株価は最近の取引レンジの上限に近づいている。現在の株価は52週安値の124.80ドルを大きく上回り、52週高値の199.87ドルも視野に入ってきた。