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SKハイニックス、ナスダック上場初日に13%高 外国企業で過去最大の米IPO

Summary
韓国の半導体大手SKハイニックスがナスダック市場に上場し、初日の取引を公開価格比約13%高で終えた。調達額は265億ドルに達し、外国企業による米国での新規株式公開(IPO)として史上最大規模となった。
韓国の半導体メモリー大手SKハイニックスが10日、米ナスダック市場に上場し、初日の取引を公開価格を12.8%上回る168.01ドルで終えた。同社は今回の新規株式公開(IPO)で265億ドルを調達し、外国企業による米国でのIPOとしては過去最大規模を記録した。
好調な滑り出しと市場の関心
SKハイニックスは米国預託証券(ADR)を1単価あたり149ドルで公開。旺盛な需要を背景に、初値は公開価格を大幅に上回った。このIPOは、AI(人工知能)関連銘柄への投資家の強い関心が続いていることを示している。Trade Nationのシニア市場アナリスト、デビッド・モリソン氏は、今回のIPOには募集枠の7倍を超える応募があったと指摘している。
この上場は、AIインフラへの投資が鈍化するとの懸念から半導体株がここ数週間で勢いを失っていた中で行われた。しかし、SKハイニックスの株価は過去1年間で約650%上昇しており、AIブームの主要な受益者と見なされていることがうかがえる。
経営陣の見通しと資金使途
SKハイニックスのクァク・ノジョン最高経営責任者(CEO)はロイター通信とのインタビューで、世界のメモリー市場は2027年に「業界史上最悪の供給不足」に直面するとの見通しを示した。同氏は、生産能力拡大に向けた大規模な投資にもかかわらず、顧客需要は2030年以降も供給能力を上回り続けると予測している。
Ad同社は、今回のIPOで調達した資金を、AIサーバーで利用される広帯域幅メモリー(HBM)などの生産能力増強や、最先端の極端紫外線(EUV)リソグラフィ装置の購入に充てる計画だ。今回の米国上場により、世界最大の投資家層に直接アクセスすることが可能になる。
今後の市場への影響
SKハイニックスの大型上場の成功は、長らく低迷していたアジアのテクノロジー企業による米国市場でのADR発行を再び活発化させる可能性がある。日本のキオクシアホールディングスも米国での上場を準備していると報じられている。
また、規制当局への提出書類によると、ディレクションやプロシェアーズを含む少なくとも10社の資産運用会社が、SKハイニックスの個別株を対象とする上場投資信託(ETF)の立ち上げを申請しており、投資家の関心の広がりを示している。