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SKハイニックス株が過去最大の急落、世界の半導体株に売りが波及

Summary
韓国のSKハイニックス株が過去最大の一日下落率を記録し、アジアから欧米市場に至るまで世界の半導体関連株が軒並み下落した。好調な米ナスダック上場後の利益確定売りが引き金となった。
韓国の半導体大手SKハイニックスの株価が13日、過去最大となる一日下落率を記録し、これをきっかけに世界の半導体関連株に売りが波及した。AI関連銘柄の過熱感や中東情勢の緊迫化も市場の重荷となる中、投資家が利益確定を急いだ。
アジア市場で連鎖的な売り
この日のアジア市場で、SKハイニックスの株価は15%を超える急落を演じ、同社にとって過去最大の下落となった。先週の米ナスダック市場への上場が成功裏に終わったことを受け、今年に入って3倍以上に高騰していた株価から利益を確定する動きが集中した。
この急落は市場全体に影響を及ぼし、競合のサムスン電子も下落。韓国総合株価指数(KOSPI)は9%安となり、20分間の取引停止措置が発動される事態となった。
欧米の半導体株にも波及
売り圧力はアジア市場にとどまらず、欧州や米国の市場にも広がった。欧州市場では、オランダの半導体製造装置メーカーであるASMI、ASML、BEセミコンダクターが軒並み1〜2%下落。ドイツのインフィニオンは約2%、フランスのSTマイクロエレクトロニクスも約1%値下がりした。
Ad米国市場でも、時間外取引で主要な半導体関連株が下落した。
- マイクロン・テクノロジー: 5.4%安
- ウエスタン・デジタル: 6.5%安
- AMD、インテル: 約3%安
背景:過熱感と利益確定
SKハイニックスは、AIデータセンターで需要が逼迫する広帯域メモリー(HBM)の世界的なリーダー企業。先週の米ナスダック市場では、米国預託証券(ADR)の発行により260億ドル以上を調達する大型上場を果たしたばかりだった。ADRは公開価格を14%上回る初値をつけ、初日の取引を12.8%高で終えていた。
モーニングスターのディレクター、ロレイン・タン氏は「現在のメモリー市場の上昇サイクルは予想を大幅に上回っているが、我々の基本シナリオではサイクルの正常化を想定しており、現在の水準からの上値は限定的だ」と指摘する。同社の株価は今年、レバレッジ型ETF(上場投資信託)の利用拡大も相まって、変動率が極めて高くなっていた。