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銀価格が5%近く急騰、地政学リスク緩和と米利上げ観測後退が追い風

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Aug 7, 20261 min read
銀価格が5%近く急騰、地政学リスク緩和と米利上げ観測後退が追い風

Summary

現物銀価格が1トロイオンス62ドル台まで約5%急騰し、約1カ月ぶりの高値を付けた。中東の緊張緩和によるドル安、米利上げ期待の後退、テクニカルな買いが重なったことが背景にある。

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現物銀価格は5日の取引で一時5.0%近く急騰し、1トロイオンスあたり62.46ドルと7月7日以来の高値を記録した。中東の地政学的緊張の緩和や米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策に対する市場の期待変化が、銀価格を押し上げる複合的な要因となった。

地政学リスクの後退とドル安

価格上昇の主なきっかけの一つは、中東情勢の緩和観測だ。トランプ米大統領が、ホルムズ海峡の再開に向けた合意が早ければ今週水曜日にも成立する可能性を示唆したと報じられた。この報道によると、イランとオマーンが直接関与する交渉は実質的な進展を見せているという。

中東の緊張緩和は米ドルへの下押し圧力となり、ドル安が進行。ドル建てで取引される銀のようなコモディティにとって、ドル安は相対的な割安感につながり、伝統的に価格の支援材料となる。

FRBの利上げ観測が後退

米国の経済指標の弱さや原油価格の下落を受け、市場ではFRBが直ちに利上げに踏み切るとの観測が後退している。これにより米国債利回りが低下し、金利を生まない資産である銀の魅力が高まった。Investing.comによると、9月の利上げの織り込み確率は57%まで低下している。

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投資家は目先、今週金曜日に発表される7月の米非農業部門雇用者数に注目している。このデータは、FRBの今後の政策の方向性を占う上で重要な手掛かりとなるだろう。

テクニカル要因も買いを後押し

テクニカル面でも買いシグナルが点灯した。銀価格は、心理的な節目である60ドル付近で約2週間続いていたレンジ相場を上抜けした。さらに、4時間足チャートでは200期間単純移動平均線を上抜けており、これがモメンタムを重視する投資家の買いを誘発したとみられる。

この日の米国株式市場でもリスク選好の動きが見られ、S&P500種株価指数は0.4%、ダウ工業株30種平均は1.1%それぞれ上昇しており、市場全体のセンチメント改善も貴金属市場を支えた。

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