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シンドラー株が急落、第2四半期の売上高が市場予想を下回る

Summary
スイスのエレベーター大手シンドラーの株価が、第2四半期の売上高が市場予想に届かなかったことを受けて大幅下落した。利益率の改善や通期見通しの維持も、投資家の懸念を払拭するには至らなかった。
スイスのエレベーター・エスカレーター大手シンドラーの株価は21日、2026年上半期決算の発表を受け大幅に下落した。第2四半期の売上高がアナリスト予想を下回ったことが主な売り材料となり、株価は一時52週安値を更新した。
売上高が予想未達、利益は改善
同社が発表した2026年第2四半期の売上高は、前年同期比0.7%減の27億4000万スイスフランとなり、アナリストの平均予想に届かなかった。これが投資家の失望を誘い、株価の急落につながった。
一方で、受注高とEBIT(利払い・税引き前利益)は市場予想をわずかに上回った。2026年上半期全体では、EBITマージンが前年同期比90ベーシスポイント改善して13.2%に達し、純利益も5億4200万スイスフランに増加するなど、収益性の改善は見られた。
慎重な見通しと市場の懸念
Adシンドラーは2026年通期の業績見通しを据え置いた。現地通貨ベースで1桁台前半から半ばの増収、EBITマージンは約13%との目標を再確認した。しかし、「不測の事態が発生しない限り」との条件を付けたことで、売上高の未達を懸念する投資家を安心させるには至らなかった。
決算発表前には、バーンスタイン証券が中国の新規設置市場の低迷などを理由に、シンドラーの売上成長率予測を下方修正していた。さらに、競合他社による大規模合併の可能性も浮上しており、実現すればシンドラーを上回る世界的リーダーが誕生する可能性があり、長期的な競争環境への懸念も株価の重しとなっている。
市場への影響
これらの要因が重なり、シンドラーの株価は前日比5.8%安の245スイスフランまで下落し、取引時間中には一時241.5スイスフランの52週安値を付けた。同日の米国株式市場は堅調に推移しており、今回の株価下落はマクロ経済要因ではなく、同社固有の問題に起因するものであることが示された。