Story
サルマー、モースヴァルの株式約70%取得で合意 モースヴァル株は14%超急騰

Summary
ノルウェーのサケ養殖大手サルマーが、同業のモースヴァルの株式約70%を取得することで合意したと発表。この発表を受け、モースヴァルの株価は木曜日に14%以上急騰した。
ノルウェーのサケ養殖企業モースヴァル(Måsøval AS)の株価が木曜、14%以上急騰した。同業大手のサルマー(SalMar ASA)が水曜日、同社の株式の約70%を取得することで合意したと発表したことが好感された。
買収合意の詳細
サルマーの発表によると、同社はHeimstø ASとの間で、Heimstøが保有するモースヴァル株85,727,553株(発行済み株式資本の約70%に相当)を取得する契約を締結した。
- 取得価格: 1株あたり39.50ノルウェー・クローネ
- 買収総額: 約34億クローネ
- 支払対価: 総額の10%をサルマーの株式733,906株で、残りを現金で支払う
株式対価の価値は、7月6日のユーロネクスト・オスロ証券取引所におけるサルマー株の終値である1株あたり461.40クローネを基準に算定された。この取引により、モースヴァルの企業価値は全体で約48億4000万クローネと評価されることになる。
戦略的背景と市場の反応
Adサルマーは、この買収が「ノルウェー中部における持続可能な成長を継続するための、さらに強力な基盤」を提供すると説明。両社がフレイア島で共通の歴史と伝統を共有している点を強調した。
サルマーのFrode Arntsen最高経営責任者(CEO)は、「これは、当社の最も重要な中核地域の一つであるノルウェー中部におけるサルマーの地位を強化する、エキサイティングな産業機会であると確信している」と述べた。この買収プレミアムを伴う発表は市場に好意的に受け止められ、モースヴァルの株価は木曜日に14%以上急騰した。
今後の手続きと条件
本取引の完了は、関連する規制当局の承認を含む、慣習的な諸条件を満たすことが前提となる。サルマーは取引完了後、少数株主が1株あたり39.50クローネで保有株を売却できる機会を確保する方針を示している。
また、売り手であるHeimstøは、取引完了から12ヶ月間、対価として受け取ったサルマー株を1株あたり461.40クローネでサルマーに売り戻す権利を付与されており、価格変動リスクに対するヘッジが提供されている。