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レレックス株が上昇、好決算でAI脅威への懸念が後退

情報分析サービス大手のレレックス(RELX)が2026年上半期の好調な決算を発表したことを受け、同社の株価は時間外取引で上昇した。市場予想を上回る業績と、AI(人工知能)による事業への脅威に対する懸念を払拭する内容が投資家に好感された。
好調な上半期決算を発表
レレックスが発表した2026年上半期決算によると、本源的売上高は前年同期比7%増の48億7,100万ポンドに達した。調整後営業利益は同9%増の17億2,700万ポンド、恒常為替レートベースでの調整後1株当たり利益(EPS)は11%増と、力強い成長を示した。
- 調整後営業利益率: 35.5%(70ベーシスポイント上昇)
- 成長要因: 全4事業部門が成長に貢献
- 収益性向上: 高収益のアナリティクスおよび意思決定ツールへの事業構成シフトが利益率を押し上げた。
同社は、売上高、調整後営業利益、EPSにおける力強い本源的成長が続くとする通期見通しを据え置いた。
AI脅威論を払拭、法務部門が成長を牽引
Ad今回の決算で特に注目されたのは、法務部門の業績だ。同部門は本源的売上高が10%増、調整後営業利益が13%増と、全体の成長を牽引した。これは、AI搭載ツール「Lexis+」やワークフロープラットフォーム「Protege」の導入が加速したことによるものだ。
この結果は、Anthropic社などが開発するサードパーティの法務AIツールが、レレックスの中核事業を侵食するのではないかという投資家の懸念を和らげる上で重要な意味を持つ。同社が持つ独自のデータ資産と統合されたワークフローツールが、競争上の優位性を維持していることが具体的な数字で示された形だ。
エリック・エングストロムCEOは、「2026年上半期に力強い本源的な収益と利益の成長、そして好調な新規販売を達成した」と述べ、特に法務部門が「さらなる成長段階に入った」と評価した。
市場への影響
レレックスの株価が上昇した一方で、同日の米国市場は主要3指数(S&P 500、ダウ平均、ナスダック)が取引開始前に軟調に推移しており、対照的な動きとなった。全部門にわたる成長、利益率の改善、通期見通しの維持、そしてAIの脅威に対する懸念の払拭という複合的な好材料が、市場全体が慎重な中でも同社の米国預託証券(ADR)が買われる明確な根拠となった。