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レキットベンキーザー株が急騰、予想上回る決算と自社株買いを好感

Summary
英消費財大手レキットベンキーザーの株価が急騰。市場予想を上回る上半期決算に加え、5億ポンドの新たな自社株買いプログラムを発表したことが好感された。堅調な既存事業の売上と予想以上に底堅かった利益率も投資家心理を押し上げた。
英消費財大手のレキットベンキーザー(Reckitt Benckiser)の株価が4.8%急騰し、5,422ペンスで取引された。同社が発表した上半期決算が市場予想を上回ったことに加え、新たに5億ポンド規模の自社株買いプログラムを公表したことが投資家に好感された。
予想を上回る決算と株主還元
同社が発表した2026年上半期決算によると、調整後営業利益は14億6000万ポンドとなり、コンセンサス予想の14億ポンドを上回った。また、調整後希薄化後1株当たり利益(EPS)も152.1ペンスと、予想の140.7ペンスを大きく超える結果となった。
決算と同時に、同社は新たに5億ポンドの自社株買いプログラムを発表。この株主還元策が、好調な業績とともに株価を押し上げる要因となった。
既存事業の成長と利益率の底堅さ
決算内容で特に注目されたのは、第2四半期の既存事業ベースの売上高だ。「デトール」消毒液や「デュレックス」などの主要ブランドの売上は前年同期比で4.2%増加し、アナリスト予想の3.7%を上回った。中国とインドでの旺盛な需要が成長を牽引したとされている。
Ad報告ベースの売上高は、過去に完了した家庭用品事業の売却が影響し8.1%減の64億1000万ポンドとなった。しかし、調整後営業利益率は100ベーシスポイント(1.0%)の縮小にとどまり、会社側が示唆していた約200ベーシスポイントの悪化よりも良好な結果となった。これにより、原油価格高騰などによるコスト圧力への懸念が和らいだ。
通期見通し据え置きが安心材料に
重要な点として、同社は通期の既存事業ベースの売上高成長率見通しを4%~5%で据え置いた。これにより、市場で懸念されていた業績の下振れリスクが後退し、投資家の安心感につながった。
今回の株価上昇は、FTSE100指数や米国株価指数がほぼ横ばいであったことからも、マクロ経済の追い風ではなく、同社固有の要因によるものであることが示されている。市場予想を上回る利益、想定より底堅かった利益率、通期見通しの維持、そして株主還元策の発表という複合的な好材料が市場心理を大幅に改善させた。