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コルボ株が急騰、スカイワークスによる220億ドル規模の買収完了が年内に前倒しとの見方で

半導体メーカーのコルボ(Qorvo)の株価が15日午前の取引で6.5%急騰した。同社を買収するスカイワークス・ソリューションズ(Skyworks Solutions)のCEOが、合併手続きが最終段階にあり、年内に完了する見通しであると公に認めたことが買い材料となった。
買収完了時期の前倒しを好感
ゴールドマン・サックス主催のカンファレンスにおいて、スカイワークス社のフィル・ブレイスCEOは、両社の220億ドル規模の合併が年内に完了する見込みであると発言した。これは、これまで示されていた2027年初頭という目標から前倒しされたもので、規制当局による審査の動向を注視してきた投資家に安心感を与えた。
買収合意の条件では、コルボの株主は保有する1株につき現金$32.50とスカイワークス株0.96株を受け取ることになっている。この明確な評価額が、コルボの株価を下支えする一因となっている。
規制当局の承認プロセスに進展
合併に向けた規制当局の承認プロセスは、ここ数ヶ月で大きく進展している。米国では、連邦取引委員会(FTC)との間のHSR法(ハート・スコット・ロディノ法)に基づく待機期間が2026年8月1日に特別な措置なく満了しており、国内での審査は事実上完了した。
Ad残る承認は中国と韓国の独占禁止法当局のみとなっている。ブレイスCEOの今回の発言は、これらの国での手続きが順調に進んでおり、年内完了の目処が立ったことを示唆するものと市場は受け止めている。
良好な業績も株価を後押し
今回の合併を巡るポジティブなニュースに加え、コルボ自体のファンダメンタルズも改善傾向にある。同社が7月下旬に発表した直近の四半期決算では、一株当たり利益(EPS)がアナリスト予想を大幅に上回った。その後、会社側は2027年度通期のEPS見通しを$7.00以上に引き上げている。
この日の米国株式市場はS&P 500やナスダック総合指数などが下落する軟調な地合いであり、コルボ株の上昇は市場全体の影響ではなく、個別の好材料によるものであることが鮮明となっている。株価は日中ベースで52週高値の116.72ドルに迫っており、市場が合併の成立を強く織り込み始めていることを示している。