Story

英ポンド、ドル高と原油高で下落 FRB議事要旨に注目集まる

ENTHMSVIIDZHZH-TWJAKOHI
Jul 14, 20261 min read
英ポンド、ドル高と原油高で下落 FRB議事要旨に注目集まる
Text size
Background

外国為替市場で英ポンドが対ドルで下落した。米国のイランに対する新たな攻撃を受け、地政学的リスクの高まりと株式市場の動揺から安全資産としてのドル需要が広範に高まったことが背景にある。投資家は同日後半に公表される米連邦準備制度理事会(FRB)の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を前に、タカ派的な内容を警戒したポジション調整も進めている。

ドル買い優勢、地政学リスクと原油高が背景

この日の市場では、米国のイラン攻撃を背景にリスク回避ムードが強まった。ワシントン時間午前6時15分(日本時間午後7時15分)時点で、ポンド/ドルは0.07%安の1.3343ドルに下落。ユーロ/ドルも0.08%安の1.1403ドルへと値を下げた。

地政学的緊張は原油価格を押し上げ、ブレント原油先物は1バレル79ドル近辺へと約6%急騰した。INGの為替ストラテジスト、フランチェスコ・ペソレ氏は「株式市場の動揺が昨日、ドルに一定の支援を提供した。これはドルの非常に強力な安全資産としての魅力を再認識させるものだ」と指摘している。

市場の焦点はFRB議事要旨へ

市場の最大の注目は、本日公表される6月開催分のFOMC議事要旨に移っている。ペソレ氏は「6月のFRBのタカ派への転換がドルにとって持つ重要性は、どれだけ強調してもしすぎることはない」と述べ、市場がさらなる金融引き締めを確信するには、利上げ見通しを示す「ドット・プロット」の中央値や、新任のケビン・ウォルシュFRB理事がインフレ抑制への強いコミットメントを再確認することが重要だと分析する。

Sample IUX Markets – In-articleAd

INGは、議事要旨がタカ派的なメッセージを補強し、ドルのモメンタムを固めると予想している。ただし、先物の金利織り込み度は12月までに35ベーシスポイント(bp)の利下げにとどまっており、議事要旨だけでドルが一段高となるには力不足との見方も示した。

ポンドとユーロの展望

ポンドは当面、ドル高の圧力にさらされているものの、イングランド銀行(BOE)による利上げ観測の高まりが下支えとなっている。原油高によるインフレ懸念を背景に、市場は年末までの25bpの利上げを完全に織り込んでいる。

一方、ユーロ圏では欧州中央銀行(ECB)高官らの発言が予定されているが、市場への影響は限定的とみられている。フランスのルペン氏が2027年の大統領選への出馬を表明したことへの市場の反応も鈍かった。ペソレ氏は、ドルの見方が軟化するには、予想を下回る米経済指標や議事要旨でのハト派的なサプライズが必要だが、その可能性は低いと見ている。

Back to latest news

LATEST