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英ポンド、ドル高再燃で下落 米CPI後のポジション再構築が重し

木曜日の外国為替市場で英ポンドが対ドルで下落した。米国のインフレデータが市場予想の範囲内にとどまったことを受け、投資家がドル買いのポジションを再構築した動きが優勢となり、ポンドは一時1.3493ドルまで値を下げた。
ドル主導の展開、英国GDPは影響限定的
この日の取引で、ポンドドル(GBP/USD)は0.01%下落し1.3493ドルで推移した。一方、ユーロドル(EUR/USD)は0.08%上昇し1.1535ドルとなった。
英国で発表された第2四半期の実質国内総生産(GDP)成長率は、前期の0.6%から0.4%に減速したものの、エコノミスト予想と一致した。むしろ6月単月のGDPが予想に反して0.3%のプラス成長となったことから、第3四半期への足がかりは市場が当初懸念したよりも強いことが示唆された。このため、アナリストはポンド下落の主因は国内要因ではなく、ドル相場の全般的な強さにあると指摘している。
米CPIは予想通りも市場の思惑交錯
Ad米国で発表された7月の消費者物価指数(CPI)は、総合指数が前月比0.1%上昇、食品とエネルギーを除くコア指数が同0.2%上昇となり、いずれも市場予想と一致した。INGの為替ストラテジスト、フランチェスコ・ペソレ氏は、市場が予想を上回る結果を警戒してポジションを組んでいたため、データ発表直後はドルが短期的に売られる反応が見られたと分析している。
しかし、このデータは米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策見通しを大きく変えるものではなく、市場では依然として利上げ観測が根強い。ペソレ氏は「最終的にドルは買い戻され、買い持ちポジションの再構築が進んだ可能性がある」と述べた。実際、金利先物市場では9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ期待がわずかに後退したものの、12月会合までには依然として1回の利上げ(25ベーシスポイント)が完全に織り込まれている。
今後の注目材料
市場の関心は、来週公開されるFOMC議事要旨、および木曜日に発表される生産者物価指数(PPI)に移っている。さらに、8月27日から29日にかけて開催されるジャクソンホール会議(カンザスシティー連銀主催の経済シンポジウム)が、次なる大きな材料になると見られている。