Story
プラチナム・エクイティ、ネスレ欧州水事業の株式取得で合意間近か FT報道

Text size
Background
米プライベートエクイティ(PE)大手のプラチナム・エクイティが、スイスの食品大手ネスレの欧州水事業の株式約50%を取得することで合意間近であると、フィナンシャル・タイムズ(FT)紙が22日に報じた。この取引により、新設される合弁事業の企業価値は約50億ユーロ(約57.1億ドル)と評価される見込みだ。
取引の詳細
FTの報道によると、両社はネスレが木曜日に上半期決算を発表する前に、正式な合意を完了させることを目指しているという。この取引は、ネスレが事業の一部所有権を維持しながら、PEファンドと提携する形をとる。
対象となる事業には、世界的に有名な以下のミネラルウォーターブランドが含まれる。
- ペリエ (Perrier)
- サンペレグリノ (San Pellegrino)
- アクアパンナ (Acqua Panna)
Adネスレの事業再編戦略
この動きは、ネスレがローラン・フレクセCEOの指揮下で進める大規模な事業ポートフォリオ再編の一環だ。同社は成長性と収益性を高めるため、中核ブランドへの経営資源の集中を進めている。
ネスレは今年5月、欧州水事業の提携や一部売却の選択肢を検討するため、投資銀行のロスチャイルドをアドバイザーに起用したことを明らかにしていた。今回のPEファンドへの株式売却は、ノンコア資産の整理を加速させるための具体的な一手とみられる。投資家は、木曜日に予定されている決算発表で、本件に関する正式な発表があるかどうかに注目している。