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ペプコ株が急騰、4億ユーロの自社株買いと業績見通し引き上げを好感

Summary
欧州のディスカウント小売大手ペプコは、最大4億ユーロの自社株買いプログラム開始と好調な業績見通しを発表し、ワルシャワ市場で株価が急騰、52週高値を更新した。
欧州全域で事業を展開するディスカウント小売大手ペプコの株価は14日、ワルシャワ証券取引所で4.6%上昇し40.88ポーランド・ズウォティで取引された。最大4億ユーロ規模の特別自社株買いプログラムが正式に開始されたことや、最近発表された好調な業績が投資家に好感された。
4億ユーロの自社株買いが始動
今回の株価上昇の直接的な要因は、比例的な株式公開買付け(テンダー・オファー)を通じて実施される最大4億ユーロの自社株買いプログラムの開始だ。提示価格は1株あたり41.76ズウォティと、現在の市場価格を上回る水準に設定されている。これが強力な価格のアンカーとして機能し、株主の参加を促すインセンティブとなっている。
この発表を受け、同社の株価は取引時間中に一時40.95ズウォティまで上昇し、52週高値を更新した。
好調な業績と事業再編が追い風
自社株買いの発表は、一連の好材料に続くものだ。同社は数日前に2026年度第3四半期の業績速報を発表している。
Ad- 売上高:約10億9000万ユーロ(為替変動の影響を除いたベースで8.5%増)
- 通期売上総利益率:目標を従来の49.4%超から約51%に引き上げ
- 基礎的EBITDA:成長率が10%台半ばになるとの見通し
さらに、7月13日にはポーランドの独占禁止法当局の承認を得て、傘下の「Dealz Poland」事業をModella Capitalに名目価格1ズウォティで売却する手続きを完了した。この事業売却によりポートフォリオが合理化され、大規模な株主還元策の実施が可能となった。
市場の評価と背景
アナリストの評価も株価を後押しした。シティ・リサーチは目標株価40ズウォティで「買い」の投資判断を維持し、Trigon DMも推奨度を引き上げた。これらの動きが、市場の信頼感をさらに強固なものにした。
同日のワルシャワ証券取引所(WIG指数は過去12カ月で46%以上上昇)は良好な地合いだったが、米国株式市場は下落していた。このことから、ペプコの株価上昇は世界的なリスクオンセンチメントではなく、同社固有の好材料が複合的に作用した結果であることが示唆される。投資家は、事業の好転と財務状況の改善を高く評価している。