Story
オシュコシュ株が急伸、第2四半期決算が予想上回るも通期見通しは下方修正

Summary
産業技術企業のオシュコシュが発表した2026年度第2四半期決算は、売上高・利益ともに市場予想を上回った。通期見通しは下方修正されたものの、予想が引き下げられていた中での好決算が好感され、株価は時間外取引で上昇した。
米国の産業技術・防衛車両メーカーであるオシュコシュ(Oshkosh Corp.)が発表した2026年度第2四半期決算が市場予想を上回り、同社株は28日の時間外取引で3.6%上昇した。通期の業績見通しは引き下げられたものの、事前の期待値が低かったことが好感された形だ。
第2四半期決算、市場予想を上回る
同社が発表した第2四半期決算の詳細は以下の通り。
- 調整後1株当たり利益(EPS):2.87ドル(市場予想は2.63ドル)
- 売上高:29億2000万ドル(市場予想は28億ドル)
売上高は前年同期比で約6.7%の増加となった。今回の決算発表に先立ち、アナリストのEPS予想は過去60日間で約2%下方修正されており、コンセンサス予想自体も前年同期を約23.5%下回る水準にあった。このように引き下げられたハードルを大幅に上回ったことが、市場にポジティブな驚きを与えた。
通期見通し引き下げも株価は堅調
Ad好決算の一方で、オシュコシュは通期のEPS見通しを下方修正した。これが株価の上値を抑える要因となった。しかし、第1四半期に大幅な減益を記録していたことから、市場では利益率の回復に対する懸念が広がっていた。今回の決算は、その懸念を和らげる「安心感」につながったとみられる。
この日の米国市場は、ダウ平均が小幅高である一方、S&P 500とナスダックは下落しており、オシュコシュ株の上昇は市場全体の地合いではなく、同社固有の材料によるものであることが示された。
今後の注目点
今回の決算は、第1四半期の大幅な業績悪化からの回復を示したことで、投資家心理を改善させた。バークレイズやトゥルーイストといった証券会社は、決算発表前から同社株に対して「買い」の投資判断を維持していた。
市場の注目は、経営陣が決算説明会で示す見通しに移っている。投資家は、通期見通しを下方修正した背景や、2026年度下半期における利益率の動向に関する説明を注視している。