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原油価格が4%超の反発、イラン攻撃で供給懸念再燃 在庫減少も支援

Summary
中東でのイランによる米軍へのミサイル攻撃を受け、地政学的リスクが再燃し原油価格が急反発した。米国の原油在庫の減少観測やOPECプラスの増産見送りへの期待も価格を押し上げた。
水曜日の取引で原油価格は4%以上急反発した。イランが中東の米軍を標的とした弾道ミサイル攻撃を開始したことで、地域の供給に対する懸念が再燃したことが主因。米国の原油在庫が大幅に減少したとの報告も価格を押し上げた。
中東の緊張再燃で供給懸念高まる
イランが中東地域の米軍部隊を標的に複数の弾道ミサイルを発射したことを受け、市場では地政学的リスクが強く意識された。米中央軍は全てのミサイルを迎撃したと発表したが、この攻撃は数日間の比較的平穏な期間を経ての新たなエスカレーションとなり、外交努力が頓挫する可能性への懸念を強めた。
この動きは、米・イラン間の緊張緩和に向けた外交交渉が進展するとの期待感が市場で高まっていた矢先のことだった。ANZ銀行のアナリストは、戦略的な輸送路であるホルムズ海峡の再開に向けた交渉が停滞していることや、地域のエネルギーインフラに対する脅威が続いていることも指摘している。
在庫減少とOPECプラスの動向も強気材料に
価格反発の背景には、米国の需給引き締まりを示すデータもある。米石油協会(API)が発表した週報によると、先週の米国内の原油在庫は約330万バレル減少したと推定されており、堅調な需要を示唆している。この報告は、水曜日遅くに発表される米政府の公式統計への期待を高めた。
Adさらに、OPEC加盟国と非加盟国で構成されるOPECプラスが、10月から3ヶ月間、計画されていた追加増産を一時停止することを検討しているとの報道も支援材料となった。
3日間の急落からの反転
今回の反発は、それまでの3営業日で原油価格が約15%急落した後の動きとなる。この下落は、米国とイランの間の緊張が外交努力によって緩和されるとの期待から、投資家が強気のポジションを解消したことによるものだった。
水曜日の取引で、国際的な指標であるブレント原油先物は4.2%上昇し1バレル=87.62ドル、米国産WTI原油先物は4.1%上昇し82.49ドルで取引された。