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原油価格、ホルムズ海峡を巡る期待後退で急騰後に小動き

Summary
ホルムズ海峡の再開交渉を巡る期待が後退したことを受け、前日に5%以上急騰した原油価格は、アジア時間序盤の取引で小動きとなっている。中東の地政学的リスクの高まりが、引き続き供給懸念を強めている。
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Background
ホルムズ海峡の再開を巡る外交交渉への期待が後退したことから前日に急騰した原油価格は、火曜日のアジア時間序盤の取引で落ち着いた動きを見せている。供給不安が根強い中、価格は高値圏で推移している。
## 交渉難航で価格が急騰
月曜日の取引で、WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)とブレント原油の先物価格はともに5%を超える大幅な上昇を記録した。米国とイランが最近の軍事攻撃に対する互いへの補償を要求したことで、世界の石油供給の要衝であるホルムズ海峡の再開に向けた合意が近いとの観測が後退したことが背景にある。
先週は、米当局者から交渉の進展が示唆されたことで原油価格は下落していた。しかし、イラン側は、海峡の再開には米国による全ての制裁解除と補償が条件であると主張しており、交渉は難航している模様だ。
## 地政学的リスクが供給懸念を増幅
Adホルムズ海峡は、紛争以前には世界の石油供給量の約5分の1を輸送していた。同海峡の閉鎖は、原油価格の主要な支援材料となっている。
供給に関する懸念をさらに強めているのが、中東における他の地政学的リスクの高まりだ。イランの支援を受けるイエメンの武装組織フーシ派は、週末にサウジアラムコのジャザン製油所を攻撃したと発表した。フーシ派は紅海における船舶や石油インフラへの攻撃も示唆しており、供給途絶への不安を煽り、原油価格を押し上げる要因となっている。
## 市場の動向
アジア時間火曜日の早朝取引で、WTI原油先物9月限は0.1%安の1バレル=81.05ドルで取引された。前日の大幅な上昇の後、市場は新たな材料を待つ展開となっている。