Story
NVIDIA、AI関連報道で3%高 米国市場は個別材料で明暗

Text size
Background
22日の米国株式市場では、半導体大手エヌビディア(NVDA)をはじめとする人工知能(AI)関連銘柄が急伸した。一方で、企業決算や業績見通しを嫌気した売りも目立ち、個別材料によって株価が大きく動く選別色の強い展開となった。
AI関連銘柄が市場を牽引
エヌビディアの株価は、この日3.16%上昇して引けた。ウォール・ストリート・ジャーナルが、対話型AI「ChatGPT」を開発するOpenAIのクラウド支出が将来的に7500億ドルに達する可能性があると報じたことが、AIインフラの中核を担う同社への強い買い材料となった。
この流れを受け、AIサーバー大手のスーパー・マイクロ・コンピューター(SMCI)は21.43%もの急騰を記録。AI分野への投資拡大期待が、関連セクター全体を押し上げた形だ。
決算や見通しで明暗分かれる
Ad市場全体の方向感が定まらない中、個別企業の業績が株価を大きく左右した。主な値動きは以下の通り。
- ワブテック (WAB): 第2四半期決算が市場予想を上回り、通期の業績見通しを引き上げたことが好感され、株価は9.65%上昇した。
- EQTコーポレーション (EQT): 好調な生産実績を背景に2026年の生産見通しを引き上げ、7.98%高となった。
- ペガシステムズ (PEGA): AI分野での競争激化などを背景に第2四半期の売上と利益が市場予想に届かず、株価は17.32%と大幅に下落した。
市場の展望
この日の動向は、AIという強力なテーマが相場を牽引する一方で、個々の企業のファンダメンタルズが厳しく評価される二極化した状況を浮き彫りにした。投資家にとっては、マクロ経済の動向だけでなく、個別銘柄の決算内容やアナリスト評価、業界特有のニュースを精査することの重要性が増していることを示唆している。