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エヌビディアとSKグループ、5000億ドル超のAI構想を発表 次世代メモリーとデータセンターで提携

Summary
米半導体大手エヌビディアと韓国のSKグループは、総額5000億ドルを超えるAI関連の大型構想を発表した。SKハイニックスとの次世代メモリー供給に関する長期提携や、大規模AIデータセンターの建設が含まれる。
米半導体大手エヌビディアと韓国のSKグループは7月24日、大規模なAIデータセンターの建設と次世代メモリー開発にまたがる、総額5000億ドルを超えるAI関連の大型構想を発表した。この提携は、AIインフラの中核をなす半導体とメモリーのサプライチェーンを強化する戦略的な動きとみられる。
提携の概要
エヌビディアの発表によると、今回の構想にはSKグループ傘下のSKハイニックスとの長期的なパートナーシップが含まれる。これにより、エヌビディアは次世代メモリーの安定供給を確保するとともに、AIトレーニングや物理AIアプリケーション向けの広帯域メモリー(HBM)を共同開発する。
AIチップ市場で圧倒的なシェアを誇るエヌビディアにとって、性能を左右するHBMの安定確保は極めて重要であり、世界有数のメモリーメーカーであるSKハイニックスとの関係を深めることで、競争優位性をさらに高める狙いがある。
大規模データセンター建設計画
構想のもう一つの柱は、SKテレコムによる大規模AIデータセンターの建設計画だ。この計画の主な内容は以下の通り。
Ad- 電力容量2ギガワット規模のAIデータセンターを建設する。
- エヌビディアの次世代チップ「Vera Rubin」とSKハイニックスの「HBM4」メモリーを採用する。
- 最初の施設は2027年に稼働開始を予定している。
この動きは、生成AIの急速な普及に伴い世界的にデータセンター需要が急増している状況を反映している。また、エヌビディアは別途、韓国のIT大手ネイバー(Naver)およびブルックフィールド(Brookfield)と協力し、ネイバーが韓国内に持つ既存のAIデータセンターを拡張することも明らかにしている。
市場への影響
今回の発表は、AIの進化を支えるインフラ構築において、半導体メーカーとメモリーメーカー、そして通信・IT企業間の垂直的な連携が不可欠であることを示している。投資家にとっては、エヌビディアがサプライチェーンの重要な部分を確保し、将来の成長基盤を固めたと評価される一方、SKグループにとってはAI関連事業への大規模投資を通じて、グローバルなAIエコシステムにおける中核的な役割を担うという強い意思表示となる。