Story
引け後取引:ネットフリックスとインテュイティブ、見通し嫌気で急落

Summary
ネットフリックスとインテュイティブ・サージカルは、堅調な四半期決算にもかかわらず、慎重なガイダンスが嫌気され時間外取引で株価が大幅下落しました。アルコアやリジェネクスバイオも軟調な展開となりました。
Text size
Background
米株式市場の通常取引終了後、複数の主要企業が株価を大きく動かした。特にネットフリックス(NFLX)とインテュイティブ・サージカル(ISRG)は、第3四半期の業績見通しが市場予想を下回ったことが嫌気され、時間外取引で大幅に下落した。
ガイダンスが重し、決算発表銘柄が下落
動画配信大手のネットフリックスは、第2四半期決算が売上高125.6億ドル、1株当たり利益(EPS)0.80ドルと僅かながら予想を上回ったにもかかわらず、株価は時間外で7.5%下落した。投資家が失望したのは、第3四半期のガイダンスで、売上高128.6億ドル、EPS0.82ドルという見通しがいずれもウォール街のコンセンサスに届かなかったためだ。同社が四半期ごとの会員数の報告を停止する方針であることも、短期的な見通しへの注目度を高める要因となっている。
手術支援ロボット「ダヴィンチ」を手掛けるインテュイティブ・サージカルの株価は10%急落した。第2四半期は売上高28.9億ドル、EPS2.80ドルと好調な決算だったが、更新された通期見通しがこれを打ち消した。会社側は2026年のダヴィンチ手術件数の伸び率について、従来の見通しである13.5%~15.5%の中間点に近い水準になるとの見方を示した。また、営業費用の11%~13%の増加や、関税による粗利益率への1.0%のマイナス影響も投資家に警戒された。
Adその他の注目銘柄
- アルコア(AA): アルミニウム大手のアルコアは、第2四半期の売上高と利益が共にアナリスト予想を下回り、株価は4%下落した。EPSは2.12ドルと予想を0.20ドル下回り、売上高は39.7億ドルだった。アルミ価格の軟化と世界的な製造業の逆風が同社の利益率を圧迫し続けている。
- リジェネクスバイオ(RGNX): バイオテクノロジー企業のリジェネクスバイオは、1億ドル規模の公募増資計画を発表したことを受け、株価が12%急落した。既存株主にとっての株式希薄化懸念が売りを誘った。調達資金は遺伝子治療薬パイプラインの開発に充てられる予定だが、市場は短期的な需給悪化を織り込む動きとなった。
- コカ・コーラ(KO): 子会社のフェアライフ社でサイバーセキュリティインシデントが発生したとの報道を受け、株価は1%下落した。同社はランサムウェア攻撃を受け、生産関連および管理システムの一部に不正アクセスがあったことを特定した。直接的な財務的影響は軽微とみられるものの、サプライチェーン寸断のリスクに対する市場の敏感さが示された形だ。