Story
ネスレ、第2四半期の実質売上高が予想上回る ウォーター事業で合弁会社設立

Summary
食品大手のネスレは、市場予想を上回る第2四半期の実質売上高成長率を発表し、通期見通しを上方修正した。また、投資会社プラチナム・エクイティとウォーター事業の合弁会社を設立する。
食品世界最大手のネスレが23日に発表した第2四半期決算は、実質売上高(オーガニック成長率)が市場予想をわずかに上回った。同社はあわせて、ウォーター事業およびプレミアム飲料事業において、投資会社プラチナム・エクイティとの合弁会社設立により約30億ユーロを調達する見込みであると明らかにした。
第2四半期決算と通期見通し
ネスレの第2四半期(6月30日終了)の実質売上高は、為替変動や企業買収の影響を除いたベースで3.7%増となり、アナリスト予想平均の3.6%を上回った。「マギー」ブランドの調味料や「キットカット」、「ネスカフェ」などを手掛ける同社の業績は、堅調な需要に支えられた形だ。
成長の内訳は以下の通り:
- 価格改定:1.9%増(アナリスト予想は1.8%増)
- 実質内部成長率(販売数量):1.8%増(アナリスト予想と一致)
Adこの結果を受け、ネスレは2026年通期の実質売上高成長率見通しを、従来の「3%前後」から「3%から4%」へと引き上げた。また、下期の基礎的事業営業利益率は、コーヒー豆やカカオのコスト低下を背景に上期を上回るとの見通しを示した。一方で、「中東紛争に起因する輸送費やエネルギーコストの一部上昇」も見られるとしている。
ウォーター事業の再編
ネスレは、米投資会社プラチナム・エクイティとウォーター事業の合弁会社を設立することで合意した。新会社の社名は「Peranel」となり、両社が50%ずつ株式を保有する。この取引により、ネスレは約30億ユーロ(約34.3億ドル)を調達する見込みだ。
新会社のポートフォリオには、「サンペレグリノ」「ペリエ」「アクアパンナ」のほか、グローバルブランドの「ネスレ ピュアライフ」など、120カ国で販売される30以上のブランドが含まれる。この動きは、フィリップ・ナヴラティル最高経営責任者(CEO)の下で進められている事業ポートフォリオ再編の一環であり、中核ブランドに集中することで成長性と収益性の向上を目指す戦略に沿ったものだ。