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ナットウエスト株が急伸、好決算と株主還元策の前倒しを好感

Summary
英金融大手ナットウエストは、市場予想を上回る2026年上半期決算と、自社株買い計画の前倒しを発表したことを受け、株価が52週ぶり高値を更新した。
英金融大手ナットウエスト・グループ(NatWest)の株価は、31日のロンドン市場で急伸し、一時4.0%上昇した。市場予想を上回る2026年上半期の好決算と、株主還元策の加速が投資家心理を押し上げた。
予想を上回る力強い業績
同行がロンドン市場の取引開始前に発表した2026年上半期(1~6月期)決算によると、税引前営業利益は前年同期の36億ポンドから20%増の43億ポンドに達した。これは、アナリストが予想していた約40億ポンドを大幅に上回る結果である。
主な業績指標は以下の通り。
- 帰属利益: 30億ポンド
- 有形株主資本利益率 (RoTE): 19.7%
- 1株当たり利益 (EPS): 38.1ペンス(前年同期比23.3%増)
投資銀行部門であるナットウエスト・マーケッツは、債券収入の減少により減益となったものの、リテールおよび商業銀行部門の力強い成長がこれを十分に補った形だ。
株主還元策の前倒しが好感
Ad業績と同時に発表された株主還元策も、株価上昇の大きな要因となった。同行は1株当たり12ペンスの中間配当を発表。さらに、次回の自社株買い計画の発表を6ヶ月前倒しし、2026年通期決算と同時に公表する方針を示した。
この「資本還元策の加速」は、経営陣の自信の表れと受け止められ、特にインカムゲインを重視する投資家から強く支持された。
アナリストからの評価と市場の反応
好決算を受け、UBSはナットウエスト株の投資判断を「買い」で据え置き、目標株価を7.70ポンドとした。同行は、特別項目を除く第2四半期の税引前利益がコンセンサスを7%上回った点を指摘している。また、Keefe, Bruyette & Woodsも月内に投資判断を引き上げており、アナリストの肯定的な見方が追い風となった。
これらの好材料が複合的に作用し、ナットウエストの株価は取引時間中に711.6ペンスまで上昇。過去1年間で最も高い水準となる52週ぶり高値を更新し、市場が同行の2026年通期見通しを大幅に引き上げたことを示唆した。