Story
Monday.com、AI戦略推進で従業員2割削減へ 株価は上昇

Summary
ワークマネジメントプラットフォームのMonday.comは、AI戦略への集中を目的とした組織再編計画を発表。全従業員の約20%を削減する一方、通期の営業利益率見通しを上方修正し、株価は2.3%上昇した。
Text size
Background
ワークマネジメントプラットフォームを手掛けるMonday.comは月曜日、「AI Work Platform」戦略に組織構造を最適化するため、全従業員の約20%を削減する組織再編計画を発表した。この発表を受け、同社の株価は2.3%上昇した。
組織再編の詳細と関連費用
今回の人員削減は、同社がAI主導の戦略へ大きく舵を切る中で行われる。この再編に伴い、同社は純費用として総額4,500万ドルから5,500万ドルのリストラ費用が発生する見込みだと発表した。
費用の内訳は以下の通り。
- 退職金および福利厚生関連費用:3,000万~3,500万ドル
- オフィススペースの減損費用:3,000万~3,500万ドル
- 株式報酬費用(非現金)の戻し入れによる相殺:約1,500万ドル
同社によると、これらの費用の大半は2026年下半期に計上される予定だ。
業績見通しの上方修正と市場の反応
Adリストラ策の発表と同時に、Monday.comは2026年通期の業績見通しを一部修正した。非GAAPベースの営業利益率の見通しを、従来の約13%から約15%へと引き上げた。
一方で、通期の売上高成長率(19%~20%)および調整後フリーキャッシュフローマージン(19%~20%)の見通しは据え置いた。成長見通しを維持しつつ収益性を高める姿勢が投資家に好感され、月曜日の取引で同社株は上昇した。
市場への示唆
今回の動きは、Monday.comにとって大幅な組織転換を意味する。多くのテクノロジー企業と同様に、同社もAI分野へのリソース集中と、事業の効率化を同時に進める戦略を明確にした形だ。
売上高成長見通しを維持したまま利益率の改善を図る計画は、市場から「収益性を伴う成長」へのコミットメントと受け止められており、今回の株価の反応につながったと考えられる。