Story
ロシア株式市場は下落、MOEX指数は3年ぶり安値水準で横ばい

Text size
Background
週末のモスクワ株式市場は、主要株価指数のMOEXロシアが前日比0.00%の横ばいで取引を終えたが、指数は3年ぶりの安値水準に達した。市場全体では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を上回り、地合いの悪さを示唆した。
市場概況
モスクワ証券取引所では、値下がり銘柄が157社だったのに対し、値上がり銘柄は69社、変わらずは18社となり、売りが優勢な展開だった。このセンチメントを反映し、投資家の不安心理を示すロシア・ボラティリティ指数(RVI)は46.01と変わらずだったものの、6カ月ぶりの高水準を維持した。
市場関係者は、一部の主力銘柄が大幅に下落したことが、指数が横ばいにもかかわらず市場全体の重しとなったと指摘している。
主要銘柄の動向
この日の取引で特に下落が目立ったのは以下の銘柄で、いずれも重要な節目となる安値を更新した。
Ad- ポリウス (Polyus, MCX:PLZL): 金採掘大手の同社株は4.92%下落し、5年ぶりの安値を記録した。
- AFKシステマ (AFK Sistema, MCX:AFKS): 多国籍コングロマリットの同社は1.84%安となり、こちらも5年ぶりの安値となった。
- VTB銀行 (Bank VTB, MCX:VTBR): ロシア大手銀行の株価は0.96%下落し、史上最安値を更新した。
一方で、モスクワ信用銀行(MCX:CBOM)が2.35%高、タトネフチ(MCX:TATN)が0.56%高となるなど、一部には買いが入る銘柄も見られた。
関連市場の動き
外国為替市場ではロシアルーブルが下落。対米ドルで1.10%安の1ドル=77.00ルーブル、対ユーロで0.95%安の1ユーロ=87.88ルーブルとなった。商品市場では、ロシア経済に影響を与える原油価格が下落。ブレント原油先物は0.38%安の1バレル=76.01ドル、WTI原油先物は0.93%安の71.41ドルで取引された。