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メタ株が下落、AIへの巨額投資計画が自社製チップ開発の好材料を打ち消す

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Jul 9, 20261 min read
メタ株が下落、AIへの巨額投資計画が自社製チップ開発の好材料を打ち消す

Summary

メタ・プラットフォームズの株価が、AIインフラへの巨額の設備投資計画が明らかになり下落した。自社製AIチップの生産開始という好材料が発表されたものの、短期的な収益圧迫への懸念が市場で優勢となった。

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メタ・プラットフォームズ(NASDAQ: META)の株価が木曜午前の取引で2.6%下落した。同社がAI(人工知能)分野の競争で優位に立つために計画している巨額の設備投資が、投資家の間で短期的な収益圧迫への懸念を引き起こした。

巨額のAI投資計画が重荷に

ロイターが確認した内部メモによると、メタは今年だけでAIインフラに最大1450億ドルを投じる計画だ。同社は今年中に7ギガワットのコンピューティング能力を配備し、2027年までにはその能力を倍増させるという野心的な目標を掲げている。

この支出規模は、ハイテク大手全体で予測される業界全体の年間支出7000億ドルのうち、かなりの部分を占める。歴史的に、投資家は明確な収益見通しが立つ前に巨額のインフラ投資によって短期的な利益率が脅かされることを嫌気する傾向があり、今回の株価下落もその反応を反映したものと言える。

自社製チップ開発の進展

今回の投資計画が明らかになる一方で、メタはコスト削減に向けた重要な一歩も踏み出している。同社は今年9月に、初の自社設計AIチップ「Iris」の生産を開始すると発表した。このチップは、エヌビディア(Nvidia)やアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)といった高価な外部サプライヤーへの依存を低減することを目的とした、社内の「MTIA(Meta Training and Inference Accelerators)」プロジェクトの一環である。

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このチップ開発には、設計でブロードコム(Broadcom)、製造で台湾積体電路製造(TSMC)が協力している。しかし、長期的なコスト削減効果が期待される一方で、市場の注目は目先の莫大な資本的支出に集まった形だ。

「チップフレーション」への警戒

メタの財務的圧力をさらに高めているのが、部品確保を巡る競争の激化だ。同社はサムスン電子(Samsung Electronics)、サンディスク(Sandisk)、住友電気工業と長期供給契約を結び、インフラ拡張に必要な部品を確保している。

大手ハイテク企業が一斉にデータセンターの増強を急ぐ中、メモリーチップやAIチップの価格は高騰している。モルガン・スタンレーのアナリストは最近、この現象を「チップフレーション」と呼び、インフラコストの急騰がメタの収益性をさらに圧迫する可能性のあるマクロ経済的な懸念事項になっていると警告している。

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