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MEグループ、4月の低迷から回復し通期見通しを据え置き

ロンドン証券取引所に上場する自動サービス機器運営のMEグループ・インターナショナル(MEGP)は、2026年上半期(4月30日までの6カ月間)の業績が落ち込んだにもかかわらず、通期の税引前利益見通しを据え置いた。4月に見られた一時的な需要減速から、5月以降は取引が回復基調にあることを理由に挙げている。
4月の低迷を乗り越え、通期見通しを維持
同社は、2026年度通期の税引前利益が6900万ポンドから7400万ポンドの範囲になるとの従来の見通しを再確認した。
同社によると、2026年度の最初の5カ月間の取引は取締役会の予想通りだったが、4月には一部市場で証明写真ブースの利用が大幅に減少した。特にフランス市場において、中東情勢を含む「地政学的な不確実性」に起因する消費者心理の悪化が顕著だったと同社は説明している。しかし、この状況は「例外的かつ一時的」なものだったとしている。
5月以降、証明写真ブースとランドリー事業の取引は正常な水準に戻りつつあるという。5月の証明写真ブースの売上は前年同月比で25.9%増加し、ランドリー事業の売上も同1.8%増加した。
上半期決算は減益も、ランドリー事業が成長
2026年4月30日までの6カ月間の業績は以下の通りとなった。
Ad- 売上高: 1億5430万ポンド(前年同期比0.3%増)
- EBITDA(利払い・税・償却前利益): 5700万ポンド(前年同期は5320万ポンド)
- 税引前利益: 3270万ポンド(同3.8%減)
- 中間配当: 1株当たり3.60ペンス(同6.5%減)
証明写真事業が苦戦する一方、ランドリー事業「Wash.ME」は力強い成長を続けている。同事業の売上高は前年同期比16.3%増の5480万ポンドに達し、現在ではグループ全体の売上高の38%以上、EBITDAの54%を占めるまでに成長した。
事業拡大と大型契約更新が下支え
同社は事業基盤の強化も進めている。上半期には新たに499台のランドリーマシンを設置し、下半期にはさらに800台の設置を計画している。また、英国の大手スーパーマーケットASDAとの間で、同社史上最大となるランドリーマシンの設置・運営に関する新たなパートナーシップ契約を締結した。
さらにフランスでは、フランス国鉄(SNCF)と7年、パリ交通公団(RATP)と5年の複数年契約を更新した。これらの契約は合わせて900万ポンド以上の収益に相当するという。