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メーシーズ、通期見通しを上方修正-ブルーミングデールズ好調で

米百貨店大手のメーシーズが10日、通期の売上高および利益見通しを上方修正した。富裕層向け業態のブルーミングデールズなどが好調で、第2四半期決算が市場予想を上回ったことが背景にある。この発表を受け、同社株は時間外取引で約5%上昇した。
業績見通しを上方修正
メーシーズは2026年通期の純売上高について、従来の215億ドル~217億5000万ドルの予想から、216億8000万ドル~218億3000万ドルの範囲になるとの見通しを示した。
調整後1株当たり利益(EPS)も、従来の2.00ドル~2.20ドルから2.15ドル~2.35ドルへと引き上げた。同社は、この見通しには消費者支出に影響を与えうるマクロ経済や地政学的な不確実性、および関税還付による恩恵が反映されていると説明している。
第2四半期は富裕層向けが牽引
LSEGがまとめたデータによると、第2四半期の売上高は前年同期比1.1%増の48億7000万ドルとなり、アナリスト予想の48億3000万ドルを上回った。調整後四半期利益は1株当たり63セントで、前年同期比で80%増加した。メーシーズによると、このうち23セントは関税還付によるもので、これまでに受け取った還付金は総額1億1600万ドルに上る。
Ad業績を牽引したのは、高所得者層を顧客とする高級ブランドだ。既存店売上高はブランドによって明暗が分かれた。
- ブルーミングデールズ: 11.3%増
- ブルーマーキュリー(化粧品): 6.2%増
- メーシーズ(基幹店): 1.1%増
新戦略と市場への示唆
トニー・スプリングCEOの下で2024年に開始された再建戦略「A Bold New Chapter(大胆な新章)」が成果を上げつつある。この戦略は、不採算店舗を閉鎖する一方、高級アパレルや化粧品など利益率の高い商品に注力し、収益性の改善を目指すものだ。スプリングCEOは声明で「我々が行っている投資が、ポートフォリオ全体で結果をもたらしている」と述べた。
今回の決算は、経済の先行き不透明感が続く中でも、富裕層の消費意欲が堅調である一方、より価格に敏感な中間所得層に依存する事業は伸び悩むという、小売業界における消費の二極化を浮き彫りにした。