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リーガルAIのHarvey、評価額155億ドルで5.5億ドルを調達

法律分野のAIソフトウェアを開発するスタートアップ企業Harveyは、新たな資金調達ラウンドで5億5000万ドルを確保し、企業価値評価が155億ドルに達したと発表した。今回のラウンドは、新規投資家であるDiffusionとLightspeed Venture Partnersが共同で主導した。
資金調達の概要
サンフランシスコに拠点を置くHarveyによると、調達した資金は、法律事務所や企業法務部門、専門サービス企業が独自のインテリジェンスを大規模に構築・所有するのを支援する取り組みを加速させるために活用される。同社は契約分析、デューデリジェンス、コンプライアンス、訴訟といった法務ワークフローを自動化するAIツールを開発している。
今回のラウンドには、既存投資家と新規投資家の双方が参加した。
- 主導投資家: Diffusion, Lightspeed Venture Partners
- 既存投資家: Sequoia, Kleiner Perkins, a16z, Coatue, GIC, Goldman Sachs Alternativesなど
- その他新規投資家: Sapphire Ventures, Whale Rock
企業成長とM&A戦略
AdHarveyの企業価値は急速に拡大している。同社は今年3月にも資金調達を実施しており、その際の評価額は110億ドルで調達額は2億ドルだった。わずか数ヶ月で評価額が大幅に上昇したことは、同社の成長性に対する投資家の高い期待を反映している。
また同社は、AIエージェント向けのセキュリティプラットフォームを手がけるGuardrails AIの買収も発表した。買収額は公表されていない。これはHarveyにとって今年4社目の買収となり、積極的なM&A戦略を進めていることがうかがえる。
リーガルテック市場の活況
Harveyによると、同社のサービスは米国の売上高上位100法律事務所のうち80%に利用されており、市場での高い浸透率を示している。法律業務の効率化を目指すリーガルテック分野への投資は活発化しており、市場全体の成長を裏付けている。
実際に、同業のLegoraは今年3月に評価額55億5000万ドルで5億5000万ドルを、Clioは昨年11月に評価額50億ドルで5億ドルを調達するなど、大型の資金調達が相次いでいる。この動向は、AI技術が法務業界に変革をもたらすとの見方が市場で強まっていることを示唆している。