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ジョンソンコントロールズ株が急騰、決算・ガイダンスが予想上回る

Summary
ビルテクノロジー大手のジョンソンコントロールズが発表した第3四半期決算と通期見通しが市場予想を上回り、株価が時間外取引で大幅に上昇した。長期的な成長目標の引き上げも好感されている。
ビルテクノロジー、HVAC(暖房・換気・空調)、セキュリティ機器を手掛けるジョンソンコントロールズ(JCI)の株価が、29日の時間外取引で急騰した。同社が発表した2026年度第3四半期決算が市場予想を上回り、通期見通しを上方修正したことが好感された。
予想を上回る第3四半期決算
同社が発表した第3四半期決算の主要な数値は以下の通り。
- 調整後1株当たり利益(EPS): 1.42ドル(アナリストのコンセンサス予想約1.29〜1.30ドルを上回る)
- 売上高: 66億ドル(コンセンサス予想約64.6億〜64.7億ドルを上回る)
CEOのヨアキム・ヴァイデマニス氏は、本業のオーガニック売上高が10%増加したこと、受注が好調に推移していること、利益率が継続的に拡大していることを好業績の要因として挙げた。営業利益率とフリーキャッシュフローマージンはともに前年同期比で大幅に改善し、収益の質の向上を示した。
通期見通しと長期目標を上方修正
Ad決算発表と同時に、ジョンソンコントロールズは2026年度通期の業績見通しを引き上げた。調整後EPSの見通しは5.05ドルに設定され、従来の市場コンセンサスであった約4.90ドルを上回った。また、通期のオーガニック売上成長率も約8%になるとの見通しを示した。
さらに、投資家心理を押し上げたのは、長期的なオーガニック成長率目標を従来の中盤一桁台(mid-single digits)から後半一桁台(high single digits)へと引き上げたことだ。これは、経営陣が現在の需要環境を以前より構造的に強いと見なしていることを示唆しており、将来の成長に対する自信の表れと受け止められている。
市場の反応
好感すべき材料が重なったことで、同社の株価は時間外取引で5.6%上昇し、148.20ドル付近まで値を上げた。これは前日終値の140.28ドルを大きく上回り、52週高値である151.18ドルに迫る水準となる。
同日の米国株式市場は主要指数がまちまちな動きを見せており、今回のジョンソンコントロールズの株価上昇は、マクロ経済動向ではなく、同社固有の好材料が直接的なカタリスト(触媒)となった。