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JFrog株が下落、モルガン・スタンレーがバリュエーションを理由に投資判断引き下げ

ソフトウェアサプライチェーンを手がけるJFrog(FROG)の株価が21日の時間外取引で4.2%下落した。大手投資銀行のモルガン・スタンレーが、同社の投資判断を従来の「オーバーウエート(強気)」から「イコールウエート(中立)」に引き下げたことが嫌気された。
格下げの詳細
モルガン・スタンレーは格下げの主な理由として、最近の株価急騰によるバリュエーション(株価評価)への懸念を挙げた。JFrogの株価は3月以降に2倍以上に上昇しており、同行は好調なファンダメンタルズがすでに株価に織り込まれていると指摘している。
一方で、同行はJFrogの事業の強さを認め、目標株価は従来の80ドルから95ドルへ引き上げている。しかし、これまで強気だった姿勢から中立へと転換したことが、利益確定の売りを誘発した形だ。同行はまた、今後の前年同期比での業績比較がより厳しくなるため、ミスが許容される余地が少なくなっているとの見方を示した。
好調な事業と市場の反応
今回の格下げは、JFrogの事業が不調であることを示すものではない。モルガン・スタンレーもレポート内で、同社の好調な基礎的条件に言及している。
Ad- 第1四半期の収益は前年同期比26%増に加速
- クラウド収益は同50%増へと再加速
- ネット・レベニュー・リテンション(売上継続率)は120%に改善
しかし、これらの好材料はすでに広く認識されており、株価はアナリストの平均目標株価を上回る水準で推移していた。そこに影響力の大きいモルガン・スタンレーの格下げが発表されたことで、高値警戒感が表面化した。時間外取引で株価は86.66ドルで推移している。
市場全体の文脈
この日のJFrogの株価下落は、市場全体の地合いとは逆行する個別銘柄固有の動きだ。同日の市場ではS&P 500が0.4%、ナスダック総合指数が1.3%上昇するなど、ハイテク株にとってはおおむね良好な環境だった。今回の動きは、マクロ経済要因ではなく、純粋にバリュエーションを巡る議論が顕在化した結果と言える。