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JDスポーツ株が急騰、自社株買いと良好な市場環境が追い風

Summary
英小売大手JDスポーツ・ファッションの株価が5%超の大幅高となった。7月末に完了予定の自社株買いプログラムや、改善した英国の市場心理が買い材料となった。
英国のスポーツ用品小売大手JDスポーツ・ファッション(JD Sports Fashion PLC)の株価が、本日の取引で5.3%上昇し、93.65ペンスに達した。この急騰は、間もなく完了する自社株買いプログラムと、英国の一般消費財セクターにとって良好なマクロ経済環境が背景にある。
自社株買いとガバナンス改善が支援材料
現在進行中の2億ポンド規模の自社株買いプログラムのうち、第1弾となる1億ポンド分が7月31日までに完了する予定だ。この最終取引期間における積極的な買い戻しが、株価に機械的な下支えと追加的な需要をもたらしている。
企業統治の面では、7月21日の年次株主総会で全ての決議案が必要な賛成多数で可決された。また、アンドリュー・ヒギンソン氏の退任に伴い、ダレン・シャップランド氏が暫定会長に就任したことで、春以来指摘されていた目先の不透明感が払拭されたことも好感されている。
良好な市場環境も株価を後押し
Ad英国市場全体の好調な地合いも追い風となっている。FTSE100種総合株価指数は、中東情勢の緊張緩和による原油価格の下落や、予想を上回る6月の英小売売上高を受けて、前週末に数カ月ぶりの高値で引けており、市場心理は改善している。
さらに、イングランド銀行(英中央銀行)が次回の会合で金利を据え置くとの観測が広がっており、JDスポーツのような消費者向けビジネスにとって短期的な政策の不確実性が低下している。アナリストのコンセンサス目標株価も現在の水準を大きく上回っており、株価が依然として割安である可能性を示唆している。
これらの複合的な要因がJDスポーツの株価を押し上げ、FTSE100構成銘柄の中で上昇率上位に位置づけている。現在の株価は直近のレンジ上限に近づいているものの、52週高値である106.15ペンスは依然として下回る水準にある。