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日米協調介入で円が急騰、ドルは主要通貨に対し下落

週明け3日の外国為替市場で円が急騰し、対ドルで一時1ドル=156.01円まで上昇した。先週末に日本と米国の通貨当局が共同で円買い介入を実施したことを受け、市場では追加介入への警戒感が高まっている。
協調介入の背景と規模
今回の円高は、先週の動きを受けたものだ。円は先週の2取引日で3%以上急騰しており、財務省は金曜日に米国と共同で円買い介入を行ったことを認めている。日本銀行が公表したデータによると、木曜日だけで最大589億7000万ドル規模の円買い介入が実施された可能性がある。
BBHのグローバル市場戦略責任者、エリアス・ハダド氏は「歴史は明らかであり、協調為替介入は強力な効果を持つ。投資家は当局の流れに逆らうべきではない」と指摘。「1998年以降、米国が関与した3回の協調介入はすべて成功している」と述べた。
市場の見方とドルへの影響
円は、日本銀行の緩やかな金融政策引き締め姿勢により、海外との金利差が拡大し、長年にわたり下落基調にあった。ゴールドマン・サックスのアナリストは「政策ミックスや世界的な成長見通しに変化がない限り、資金還流を促すことが長期的に通貨に影響を与える最も強力な政策だろう」との見方を示し、円の上昇が巻き戻されるようであれば「当局が今後数日で追加介入する可能性が高い」と分析している。
Adこの円買い介入はドル相場全体に影響を及ぼした。ドル指数は先週1.5%以上下落し、月曜アジア時間では99.78近辺で推移している。このドル安を受け、他の主要通貨は上昇した。
- ユーロ:対ドルで1ヶ月半ぶりの高値となる1.1559ドルを付けた。
- 英ポンド:2週間ぶりの高値圏となる1.3484ドル近辺で推移。
- 豪ドルは0.3%高の0.7042ドル、ニュージーランドドルは0.13%高の0.5898ドルとなった。
今後の注目材料
今週の市場の焦点は、金曜日に発表される米国の非農業部門雇用者数統計に移っている。このデータは、米国の労働市場の健全性を示し、連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策に影響を与える可能性があるため、注目されている。
OCBCのアナリストは「依然として底堅い労働市場やディスインフレの停滞を示す兆候があれば、FRBがインフレ抑制姿勢を強化する圧力が高まる可能性がある」と指摘。9月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合までに2つのインフレ指標と2つの雇用統計が発表されるため、今週の雇用統計を皮切りに、今後のデータが極めて重要になるとの見解を示した。