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日本ガス協会、政府とペトロナスのLNG緊急供給契約を歓迎

日本ガス協会の内田高史会長は、日本政府とマレーシアの国営石油会社ペトロナスが締結した液化天然ガス(LNG)の緊急時供給に関する新たな枠組み合意を歓迎する意向を表明した。同氏は、他のLNG生産国とも同様の契約を拡大することへの期待感を示した。
協定の概要とエネルギー安保の強化
先週締結されたこの枠組み売買契約は、日本の独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)とペトロナスとの間で交わされたものです。契約に基づき、国内のガス会社や電力会社などが独自にLNGを調達できなくなった緊急事態において、ペトロナスがJOGMECにLNGを供給します。その後、JOGMECを通じて民間事業者に供給される仕組みです。
この取り組みは、経済産業省が2023年に導入した「戦略的バッファLNG制度」の一環と位置づけられます。同制度は、供給途絶などの不測の事態に備え、国が指定した事業者が事前にLNGを確保しておくことを目的としています。
ガス協会の評価と今後の展望
東京ガス(TYO:9531)の会長も務める内田氏は、水曜日の会見でこの合意について言及。「緊急時にLNGを確保できるのであれば、非常に価値がある」と述べ、日本のエネルギー安全保障を強化する上で重要な一歩であるとの認識を示しました。
Ad内田会長は、今回のマレーシアとの合意を皮切りに、他のLNG生産国にも協力の輪を広げていくべきだとの考えを表明しました。これは、エネルギー市場の不確実性が高まる中、供給源の多様化を目指す動きとみられます。
残された課題と不透明性
一方で、内田氏はいくつかの課題も指摘しました。契約における価格や具体的な条件が公表されていないため、「現時点で全体を評価することは難しい」と述べています。
また、LNG生産国の生産能力には限りがあり、短期的にどれだけの量を供給できるか不透明である点も懸念材料として挙げられました。これは、安定的なエネルギー供給確保に向けた継続的な課題を浮き彫りにしています。