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IONOS株が急騰、BofAが「買い」でカバレッジ開始

ドイツのクラウドサービス大手IONOS(イオノス)の株価が13日の取引で6.8%急騰し、30.56ユーロに達した。バンク・オブ・アメリカ(BofA)グローバル・リサーチが、同社のカバレッジを「買い」レーティング、目標株価37ユーロで開始したことが直接の買い材料となった。
BofAが高評価でカバレッジ開始
BofAは、IONOSが欧州で拡大するソブリンクラウド(国家や企業がデータを国内で管理するクラウド)需要から恩恵を受けるポジションにあること、また複数年にわたる魅力的な利益成長軌道を評価している。
アナリストは、IONOSの成長性について以下の点を指摘している。
- 売上高成長: 2025年から2028年にかけて年平均8%の成長を予測。
- EPS成長: 同期間の調整後1株当たり利益(EPS)は年平均17%の成長を見込む。
BofAは、こうした力強い成長見通しが現在の株価評価(バリュエーション)に十分に織り込まれていないとの見方を示した。
成長見通しとバリュエーション
Ad今回の投資判断は、IONOS自身が2026年の売上高成長率見通しを7%、EBITDAマージン目標を37~38%と確認した状況で発表された。BofAの目標株価はディスカウント・キャッシュフロー(DCF)モデルに基づいて算出されており、分析の信頼性を高めている。
同社の株価は52週高値の43.25ユーロを依然として下回っており、大手金融機関による強気な評価は、割安感に着目する投資家の買いを誘った形だ。
市場環境とテクニカル要因
テクニカル面では、IONOS株は今回の急騰以前から複数の時間軸で移動平均線が上向くなど、すでに上昇モメンタムを形成していた。当日は欧州中央銀行(ECB)による重要な発表や主要なマクロ経済指標の発表もなく、市場心理を大きく左右する外部要因がなかったため、IONOS固有の材料が素直に株価に反映された。
大手金融機関による好意的なカバレッジ開始が、強気のテクニカル指標や割安なバリュエーションと組み合わさったことで、投資家が同社のクラウドおよびAIインフラにおける成長ストーリーを再評価するきっかけとなり、この日の大幅な株価上昇につながった。