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アイオニス株が時間外で上昇、予想上回る好決算を好感

Summary
RNA標的薬開発のアイオニス・ファーマシューティカルズが、市場予想を大幅に上回る第2四半期決算を発表し、株価が上昇。最近の治験失敗による売り圧力を相殺する好材料となった。
RNA標的薬を開発する米アイオニス・ファーマシューティカルズの株価が、市場取引開始前の時間外取引で2.4%上昇した。同日発表した第2四半期決算が、売上高と利益の両面で市場予想を大幅に上回ったことが好感された。
予想を大幅に超える第2四半期決算
同社が発表した第2四半期決算の詳細は以下の通り。
- 売上高: 2億6800万ドル。アナリストのコンセンサス予想(約1億8700万~1億9000万ドル)を大きく上回った。
- 1株当たり損失: 0.69ドル。市場予想(約1.06~1.10ドルの損失)よりも赤字幅を大幅に圧縮した。
この力強い業績は、最近の株価の重しとなっていた懸念を払拭する材料と見なされている。
治験失敗後の株価回復
Adアイオニスの株価は7月9日以降、強い売り圧力にさらされていた。これは、提携するアストラゼネカと共同開発中の「eplontersen」について、トランスサイレチン型心アミロイドーシスを対象とした第3相臨床試験(CARDIO-TTRansform)が主要評価項目を達成できなかったと発表したことが原因で、発表当日には株価が約23%急落していた。
今回の決算で売上高が予想を上回ったことは、新薬「Tryngolza(olezarsen)」の商業展開が市場の想定を上回るペースで進んでいることを示唆している。同薬は大幅な価格引き下げにもかかわらず、収益への貢献が順調に立ち上がっている可能性があり、投資家に安心感を与えた。
市場の反応と見通し
決算発表を受け、同社株は時間外取引で56.65ドルまで上昇した。S&P 500が0.2%、ナスダックが0.3%上昇するなど、市場全体が小幅に堅調だったことも追い風となった。
決算発表前のアナリストコミュニティは、総じて強気な見方を維持しており、コンセンサス評価は「買い」、12カ月間の平均目標株価は約92.95ドルと、現在の株価水準を大きく上回っている。今回の好決算は、治験失敗による下落は行き過ぎであったとの見方を強め、投資家が同社のパイプラインの価値を再評価するきっかけとなった。