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インチケープ、自社株買いを2.5億ポンドに拡大 26年通期EPSは10%超の成長見込む

Summary
英国の自動車販売代理店インチケープは、上半期決算の発表と同時に、自社株買いプログラムを2億5000万ポンドに拡大すると発表した。2026年通期の調整後1株当たり利益(EPS)は10%以上の成長を見込んでいる。
英国の自動車販売代理店であるインチケープは、上半期決算を発表し、株主還元策として自社株買いプログラムを2億5000万ポンドに拡大することを明らかにした。同時に、2026年通期の調整後1株当たり利益(EPS)が中期目標に沿って10%以上成長するとの見通しを示した。
上半期決算と通期見通し
同社が発表した2026年上半期の売上高は、前年同期比9%増の47億ポンドに達した。これは、新たな販売契約の獲得や近年の買収が寄与したもので、特に米州および欧州・アフリカ地域が好調だった。一方、調整後営業利益は2億4800万ポンドと横ばいで、アジア太平洋地域での不振が響き、調整後営業利益率は5.3%に低下した。
2026年通期については、以下の見通しを立てている。
- 調整後EPS成長率: 10%超
- 調整後営業利益率: 約6%
- フリーキャッシュフロー・コンバージョン: 100%超
同社は、業績は下半期に偏重するとの見方を示しており、季節的な要因や経営努力が米州およびアジア太平洋地域の業績を後押しすると予想している。
Ad事業再編と収益性の改善
上半期の利益率低下の主因は、オーストラリアを含むアジア太平洋地域での業績不振だった。これに対し、同社はすでにコスト削減策に着手しており、不採算市場における一部契約からの撤退を進めていると説明した。
収益面では、アフターサービス事業や金融・保険サービスの伸びが粗利益を押し上げた。経営陣は、これらの事業再編と既存事業の成長を通じて、通期での利益率改善を目指す方針だ。
市場への影響
自社株買いの拡大は、同社の潤沢なキャッシュフローと株主還元への強い姿勢を示すものであり、投資家心理にプラスに働く可能性がある。一方で、アジア太平洋地域での収益性改善が計画通りに進むかどうかが、今後の株価を左右する重要な要因となる。市場関係者は、同社が発表した下半期の業績回復シナリオの実現性を注視している。