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世界のガス需要、2026年は0.5%減の見通し IEA報告

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国際エネルギー機関(IEA)は、2026年の世界の天然ガス需要が前年比0.5%減少するとの見通しを発表した。価格高騰が発電や産業部門の需要を抑制することが主な要因としている。
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国際エネルギー機関(IEA)は7日、2026年第3四半期の「ガス市場レポート」を発表し、同年の世界の天然ガス消費量が前年比で0.5%減少するとの予測を明らかにした。減少量は約200億立方メートルに相当し、2020年と2022年に続き、この10年で3度目の年間減少となる見込み。
需要減少の主な要因は、米国とイランの紛争に起因する供給不安を背景とした価格高騰である。IEAによると、価格上昇が発電事業者や産業界の需要を抑制している。2026年第2四半期には、欧州の指標であるTTF価格は前年同期比32%増、アジアのスポットLNG価格は同45%増を記録した。
アジアでは、価格高騰を受けて特に発電部門で石炭への燃料転換が進み、2026年上半期のガス需要は前年同期比で約1%減少した。消費者の価格に対する敏感さが浮き彫りとなっている。
Ad供給面では、世界のLNG(液化天然ガス)供給の約20%が通過するホルムズ海峡の通航が紛争により大幅に制限された。特にカタールとアラブ首長国連邦(UAE)からのLNG供給は、3月から6月の期間で前年同期比80%近く減少した。
IEAは、他の地域での増産が湾岸地域の混乱を相殺するため、2026年通年の世界のLNG供給量は2025年とほぼ同水準を維持すると予測している。しかし、第4四半期開始までにホルムズ海峡が完全に再開されない場合、世界のLNG供給は2012年以来初の年間減少を記録する可能性があると警告している。