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HP株が急騰、52週高値を更新 アナリストの好評価が追い風

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PC・プリンター大手のHP(HP Inc.)の株価が11日の取引で8.3%急騰し、52週高値となる35.85ドルを付けた。RBCキャピタルが同社のカバレッジを新たに開始し、その前向きな評価が投資家の買い意欲を刺激した。
RBCキャピタルがカバレッジを開始
RBCキャピタルのアナリスト、デービッド・ペイジ氏は、HPの投資判断を「セクター・パフォーム」、目標株価を33ドルとしてカバレッジを開始した。同氏はレポートの中で、HPが推進する「エッジでのハイブリッドAI」戦略を評価。これはPC、プリンター、デバイス管理ソフトウェアを統合プラットフォームにまとめるもので、同社が掲げる年間2%から4%の長期的な増収目標達成に向けた信頼できる道筋だと指摘した。
また、RBCはHP経営陣が進めるコスト削減プログラムにも注目している。このプログラムは2028会計年度までに年間ランレートで10億ドルのコスト削減を目指すものであり、短期的な収益性を懸念していた投資家に対し、利益率回復の具体的な道筋を示した。
複数の好材料が株価を後押し
Adアナリストの新規評価に加え、複数の要因が株価上昇を後押しした。主な要因は以下の通り。
- 割安感の意識: InvestingProによる公正価値の試算が37.10ドルと、上昇前の株価を大幅に上回っていたことも、株価の割安感を強め、買いを加速させた可能性がある。これにより、売りポジションを保有していた投資家の買い戻し(ショートスクイズ)を誘発したとの見方もある。
- 好調なファンダメンタルズ: HPは8月26日に発表した第3四半期決算で過去最高の収益を記録し、通期の1株当たり利益(EPS)とフリーキャッシュフローの見通しを上方修正した。同四半期では、AI PCが出荷台数全体の46%を占めるなど、好調ぶりが際立っていた。
- 良好な市場環境: 当日の米国株式市場はS&P 500種株価指数をはじめとする主要指数がそろって上昇し、テクノロジー・ハードウェアセクター全体の地合いを改善させた。
これらの要因が複合的に作用し、HPの株価は過去1年あまり見られなかった水準まで押し上げられた。