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ヘムネット株が急騰、予想上回る決算で空売り筋の買い戻し誘発

Summary
スウェーデンの不動産ポータル大手ヘムネットの株価が17日、市場予想を上回る第2四半期決算を発表したことを受け急騰。空売りポジションが積み上がっていたこともあり、ショートスクイズが株価上昇を加速させたとみられる。
スウェーデンの不動産ポータルサイト運営大手ヘムネット(Hemnet)の株価が、2026年7月17日の取引で急騰した。市場の取引時間開始前である中央ヨーロッパ時間午前8時に発表された2026年第2四半期決算が、市場の悲観的な見方を覆す内容だったことが背景にある。
決算発表が株価急騰の引き金に
ヘムネットの株価は同日の取引で7.7%高の88スウェーデン・クローナ(SEK)に達した。決算発表を受けて84.4SEKで寄り付いた後、一時89.7SEKまで上昇するなど、終日強い買いが続いた。
この株価上昇は、空売りを仕掛けていた投資家の不意を突く決算内容が直接的な要因となった。地合いが悪く、米国株式市場や現地のOMXストックホルム30指数が軟調に推移する中での上昇であり、世界的なリスクセンチメントではなく、ヘムネット固有の材料が評価されたことを示している。
空売り筋の買い戻しと経営陣への信頼感
Adヘムネット株は最近、スウェーデン市場で最も空売りが積み上がっている銘柄の一つとして注目されていた。予想を上回る好決算は、こうした空売り筋にポジションを解消するための買い戻し(ショートカバー)を迫り、株価上昇を加速させる「ショートスクイズ」を引き起こしたとみられる。
さらに、同社は中央ヨーロッパ時間午前10時から投資家向け説明会を開催。Jonas Gustafsson最高経営責任者(CEO)らがAI戦略や事業の最新状況を詳述したほか、7月20日付で経験豊富なPeter Messner氏が新CFO(最高財務責任者)に就任すると発表したことも、経営の継続性に対する投資家の安心感につながった。
市場の再評価につながるか
今回の急騰は、過去52週間の高値である311.8SEKから大きく下落していた同社株にとって、明るい材料となった。予想を上回る決算、AIを活用した成長戦略への期待、そしてショートカバーが複合的に作用した今回の株価動向は、市場がヘムネットの短期的な課題に対する過度な懸念を修正し始めている可能性を示唆している。