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ゴールドマン、米州ECM金融機関部門の新責任者にブラックストーンのライス氏を起用

Summary
ゴールドマン・サックスは、米州の株式資本市場(ECM)における金融機関カバレッジの責任者として、ブラックストーンからドラモンド・ライス氏を起用した。同氏は18年以上在籍したベテランの後任となる。
ゴールドマン・サックスが、米州の株式資本市場(ECM)における金融機関カバレッジの責任者として、ブラックストーンからドラモンド・ライス氏を起用したことがブルームバーグ・ニュースの報道で明らかになった。この人事は、投資銀行業界における幹部人材の獲得競争の激しさを示唆している。
人事の詳細
ライス氏は、ゴールドマン・サックスに18年以上在籍し、退職したエーリッヒ・ブルーム氏の後任となる。ブルームバーグによると、ライス氏は2021年からブラックストーンに勤務していた。
ゴールドマンでの新たな役職は、米州における金融機関を対象とした株式引き受けビジネスを統括する重要なポジションだ。金融機関グループ(FIG)は投資銀行にとって主要な収益源の一つであり、そのECM部門の責任者は極めて重要な役割を担う。
移籍のタイミングと背景
ライス氏のゴールドマンへの正式な移籍は、現在進行中のサンドイッチチェーン大手ジャージー・マイクス・サブズの新規株式公開(IPO)手続きが完了した後になる予定だ。ジャージー・マイクスはブラックストーンが出資しており、今月初めにIPOを申請していた。
Adこのタイミングは、ライス氏がブラックストーンでの主要な責務を完了させた上で円満に移籍することを示している。大規模なIPO案件を率いるバンカーが、その案件の完了を待って競合他社に移籍するのは業界では一般的な慣行だ。
市場への示唆
今回の人事は、金融業界のトップタレントを巡るゴールドマン・サックスとブラックストーンのような大手金融機関間の競争を浮き彫りにする。特にIPO市場が回復の兆しを見せる中、経験豊富なECMバンカーの獲得は事業強化に直結する。
ライス氏の起用は、ゴールドマンが金融機関向けECMビジネスの主導権を維持・強化しようとする戦略の一環とみられる。投資家にとっては、大手投資銀行が市場機会を捉えるために、いかに積極的に人材獲得に動いているかを示す一例となるだろう。