Story
ゴールドマン幹部、エプスタイン氏の虐待知っていれば「通報した」と議会で証言

Summary
ゴールドマン・サックスの法務顧問が米下院委員会で証言し、故ジェフリー・エプスタイン氏による虐待行為を当時認識していれば法執行機関に通報したと述べました。同行とエプスタイン氏の関係を巡る調査の一環です。
ゴールドマン・サックスの法務顧問であるキャシー・レムラー氏は15日、米下院の委員会で証言し、有罪判決を受けた性犯罪者である故ジェフリー・エプスタイン氏による虐待行為を当時認識していれば、法執行機関に通報しただろうと述べました。
議会証言での発言
ロイター通信によると、レムラー氏はエプスタイン氏を調査する下院委員会での冒頭陳述で自身の立場を明確にしました。同氏は、エプスタイン氏と関わった期間中に「進行中の犯罪行為やいかなる種類の不正行為の証拠も目にしなかった」と主張しました。
さらに、「もし彼が女性や少女を虐待していることを示唆する証拠を見たり聞いたりしていれば、直ちに法執行機関に通報しただろう」と付け加え、疑惑を認識していなかったことを強調しました。
問われる金融機関のコンプライアンス
この証言は、エプスタイン氏と取引のあった大手金融機関の役割や顧客管理体制(デューデリジェンス)に対する厳しい視線が注がれる中で行われました。ゴールドマン・サックスを含む複数の金融機関は、長年にわたりエプスタイン氏を顧客としていたことについて、規制当局や議会から調査を受けてきた経緯があります。
Ad今回のレムラー氏の発言は、同行のコンプライアンス体制と過去の顧客管理に関する正当性を主張する狙いがあるとみられます。しかし、金融機関が違法行為の兆候をいかに検知し、対処すべきかという根本的な問題は、引き続き業界全体の課題として残ります。
投資家への示唆
この証言自体が直ちにゴールドマン・サックスの株価に大きな影響を与える可能性は低いものの、エプスタイン氏を巡る問題は、金融機関にとって依然として重大なレピュテーションリスクであり続けています。
投資家は、同行が過去の顧客との関係にどのように対処し、今後の顧客審査プロセスをどう強化していくかを注視しています。議会による調査の進展や新たな事実の判明によっては、金融業界全体のコンプライアンス基準に対する監視がさらに強まる可能性があります。