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ガルデルマ株が反落、好決算・見通し引き上げも利益確定売りに押される

Summary
スイスの皮膚科学大手ガルデルマの株価が23日、好調な2026年上半期決算と通期見通しの引き上げを発表したにもかかわらず下落した。利益確定売りや、新薬承認に関する規制上の懸念が重しとなった。
スイスの皮膚科学専門企業ガルデルマの株価は23日の取引で、好決算の発表を受けて一時的に急騰したものの、その後は利益確定売りに押されて下落した。市場予想を上回る業績と強気な通期見通しが示された一方で、規制上の懸念や割高な株価評価が上値を抑える展開となった。
市場予想を上回る好決算
ガルデルマが発表した2026年上半期決算は、市場のコンセンサス予想を上回る好調な内容だった。同社はこれを背景に通期の売上高成長率見通しを引き上げている。
- 2026年上半期純売上高: 31億3000万ドル(コンセンサス予想:30億6000万ドル)
- 為替レート固定後ベースの成長率: 24.6%(予想:22.3%)
- 中核EBITDA: 8億200万ドル(コンセンサス予想:7億6800万ドル)
この力強い成長は、主に「Nemluvio」フランチャイズの好調な販売が牽引した。これを受け、同社は2026年通期の純売上高成長率見通しを、従来の17~20%から19~21%へと上方修正した。
Ad株価下落の背景
好材料が並んだにもかかわらず株価が下落に転じた背景には、複数の要因が指摘されている。まず、決算発表前に株価が上昇していたことから、内容の発表を機に利益を確定する動きが優勢となった。株価は日中の高値である181スイスフランを付けた後、0.7%安の172.8スイスフランまで値を下げた。
加えて、市場では依然として同社の神経修飾剤「Relfydess」(RelabotulinumtoxinA)に対する懸念が根強い。米食品医薬品局(FDA)による承認が繰り返し見送られており、同社の製造および品質管理プロセスにおける実行リスクが意識されている。
決算発表前から、スイスの金融アナリストは同社の株価がすでに割高な水準にあると指摘しており、ポジティブな決算が出たとしても上値は限定的との見方が広がっていた。この日の値動きは、こうした見通しを裏付ける形となった。主要な米国株価指数が軟調に推移するなど、外部環境も追い風とはならなかった。