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フラテックスデギロ株が急落、監査役会長辞任と戦略巡る意見対立を嫌気

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ドイツのオンライン証券大手フラテックスデギロ(flatexDEGIRO AG)の株価が11日の取引で急落した。同社が10日夜、ハンス-ヘルマン・ロッター監査役会会長の即時辞任を発表したことを受け、経営の先行き不透明感が強まった。
経営トップの突然の辞任
同社の発表によると、ロッター氏の辞任は「将来の戦略的方向性と位置づけに関する重要な問題についての見解の相違」を理由とするもの。経営の監督を担う最高レベルでの内部対立を示唆する異例の発表となった。
さらに、同じく監査役会メンバーであるマルティナ・ファイファー氏も辞任することも同時に公表された。両名の辞任は遅くとも2026年10月10日までに完了する。同社はステファン・ミュラー氏を暫定会長に選出したが、後任候補者の緊急な選定に着手する必要があるとしており、一時的なガバナンスの空白が生じている。
Adガバナンス懸念で株価は下落
この発表を受け、投資家の間ではガバナンス・リスクへの懸念が広がり、売りが先行した。フラテックスデギロの株価は一時6.0%下落し、5月以来の安値となる30.58ユーロを付けた。その後、32.22ユーロまで値を戻したものの、前日終値の34.26ユーロを大きく下回る水準で推移した。
市場は、経営トップの突然の辞任と、公にされた戦略上の意見対立という事態を深刻に受け止め、ガバナンス・リスクを織り込む動きを強めた。次回の決算発表は10月下旬に予定されているが、当面は経営陣の不在と戦略の不透明感が株価の重しとなる可能性がある。