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エンサイン・グループ株が急伸、好決算と通期見通し引き上げを好感

Summary
米医療サービス大手エンサイン・グループが、市場予想を上回る第2四半期決算と通期業績見通しの上方修正を発表したことを受け、株価が急伸した。空売りリポートによる懸念が後退し、投資家の買い安心感が広がった。
米国の介護・リハビリサービス大手エンサイン・グループ(NASDAQ: ENSG)の株価が27日午前の取引で4.1%急伸した。市場予想を上回る2026年第2四半期決算と、通期の業績見通し引き上げが好感された。これは、6月以降の空売りリポートによって売り圧力が強まっていた同社株にとって、明確な買い材料となった。
予想を上回る決算と強気な見通し
同社が発表した第2四半期の調整後1株当たり利益(EPS)は1.92ドルとなり、ウォール街のコンセンサス予想である1.84ドルを上回った。売上高は前年同期比約17%増の14億4000万ドルに達した。
さらに、投資家の信頼感を強めたのは通期見通しの上方修正だ。同社は2026年通期の調整後EPS見通しを、従来の7.48ドル~7.62ドルのレンジから7.75ドル~7.85ドルへと引き上げた。中央値は7.80ドルとなり、従来予想を大幅に上回っている。
健全な財務と積極的なM&A戦略
スザンヌ・スナッパー最高財務責任者(CFO)は、同社の財務の健全性を強調し、手元現金が約2億6230万ドル、利用可能な信用枠が5億9100万ドル以上あることを明らかにした。また、同社は2024年以降、102の新規事業所の統合を成功させており、年後半にも複数の買収を予定していることを示唆した。
Adバリー・ポート最高経営責任者(CEO)は、今回の好業績について「質の高いケアを提供するための現場リーダーたちの尽力の表れだ」とコメントした。
市場の反応と背景
エンサイン・グループの株価は一時186ドルの高値を付け、その後は前日終値の172.99ドルを大きく上回る180ドル前後で取引された。今回の決算発表は、6月にマディ・ウォーターズやハンターブルックといった著名な空売り投資家が発表した、ガバナンスや運営上の懸念を指摘するリポートに対する有力な反論材料となった。
好調な決算、大幅な見通し引き上げ、健全な財務基盤、そして積極的な買収戦略という複合的な好材料が、今回の株価急伸の原動力となった。同日のS&P 500が0.3%高、ダウ工業株30種平均が0.8%高と、市場全体が小幅な上昇にとどまる中、同社の上げ幅は際立っている。